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Post Date:2020年9月30日 

Echo sub で立体音響+低音を楽しむ

Echo Plus + Echo Sub

Echo sub は、Echoシリーズの低音を補強するダウンファイヤリング方式(下向き設置)の100W サブウーファーです。Amazon Music Unlimited のEchoプランでも、Echo Subが使えるようになったので「いつか欲しいなー」と思いつつも

  • 「1.1chの音響ってどうなの?」
  • 「先にステレオ化をすべきでは?」

と、悩みながら購入を躊躇していたら、Echo Plus(第二世代)とEcho Sub のセットがキャンペーン価格 に!

「これは買いなの?」と思ったらスルスルっと物欲の神が降臨してきて、思わずポチッと。

Echoをステレオ化した立体音響の気持ちよさは、象と散歩: Amazon Echo で立体音響を楽しむ で経験済みです。一挙に Echo Plus(第二世代)のステレオ化、そしてサブウファーと2.1chと重低音立体音響システムの構築となりました。

Amazon Music Unlimited のEchoプランは安価でよかったのですが、ステレオペアでは利用できないので、Amazon Music Unlimited をEchoプランから個人プラン(年払い)にアップグレードしました。

家時間が多くなったので、家で過ごす時間を豊にするため「音楽をより気持ちよく」への投資です。


1.1chと2.1ch を試す

折角なので、Echo(第二世代)、Echo Plus(第二世代)、1.1ch(Echo+Echo Sub)、2.1ch(Echoステレオペア+Echo Sub)の組み合わせを試してみました。Echo Subのセットアップ動画では、「深みのある重低音が効いた楽曲で聴いてみましょう」と

  • August Greene(オーガスト・グリーン)
  • Emily King(エミリー・キング)

が推奨されます。

エミリー・キングのクラッシュ (An Amazon Music Original) を聴いてみると、

これでもかと低音を効かせた楽曲です。

しかし、深みのある重低音といえば、やはりJazzベースではないかと、最近、逝去された Gary Peacok(ゲイリー・ピーコック)のアルバム「Tales of Another」に収録されている「Major Major」で聴き比べてみました。(※現在は、Amazon Musicで配信対象外)


Echo Puls + Echo Sub

先ずは Echo Plus(第二世代) + Echo Sub の組合せです。前述したようにこの組合せであれば Amazon Music Unlimited がEchoプランで利用できます。Echo Plus もかなり低音を鳴らしてくれるスピーカーですが、Echo Sub の低音の響きは予想以上でした。ピーコックの低音をしっかりと身体で感じられます。しかし、モノラルで低音が響くと、よりこもった感じがします。

⭐️(星1つ)


Echo + Echo Sub(1.1ch)

Echo(第二世代)単体ではかなり貧弱な音の響きで、低音は特に苦手としています。しかし、Echo Subを追加するとモノラルでかなり迫力がある音になります。苦手な低音をEcho Sub が補ってくれるので、Echo Plus に Echo Subを繋げるよりも、こちらの方が気持ちよいかもしれません。

EchoデバイスにEcho Subで1.1chにするのであれば、音が貧弱なEchoシリーズの方があっているかもしれません。

⭐️⭐️(星2つ)


Echo ×2 + Echo Sub(2.1ch)

続いて Echo(第二世代)のステレオペアにEcho Subを追加して2.1chにしてみました。ステレオにすることで、キースジャレットのピアノとゲイリーピーコックのベースが左右に別れて、臨場感がある音になり、さらにEcho Subを繋げて2.1chにすると、低音も響き気持ちよく音楽を聴けます。

⭐️⭐️⭐️(星3つ)


Echo Plus ×2 + Echo Sub(2.1ch)

最後がEcho Plus(第二世代) ×2 + Echo Sub で2.1chにしてみました。Echo Plus 単体で聴くとこもった感じで聞こえますが、ステレオペアにすると音に奥行きができてクリアになります。更にEcho Subで低音が鳴り響くのでかなり気持ちよい音の世界に浸れます。

Echo Plus x2 + Echo Sub

今までBluetoothでコンポに繋げて音を出していましたが、電源さえ確保できればスピーカーを離れた場所に置くことができるので、2台のEcho Plus(第二世代)とEcho Subそれぞれを離して配置すると部屋全体が音楽に包まれて、Echo Subの低音も立体的に感じるので、かなり気持ちよい音楽体験となります。

2.1chにすると音楽は格段と気持ちよくなるのですが、Radikoでニュースやaudibleで小説を聴くときにもサブウーファーをOFFにはできないので星をひとつ減らしています。このサブウーファーの利用有無と各Echoが別々にボリュームコントロールできると間違いなくストリーミングで音楽を聴く環境としては星5つなのに残念です。

Echoの配置による左右のバランスやサブウーファーの低音を自分好みに設定できるようにするのはそんなに難しくなく実現できると思うのですが、ステレオペアで「この曲、いいね」ができないのと共にまだ改善の余地はあると思います。

⭐️⭐️⭐️⭐️(星4つ)


Echo SubはどのEchoシリーズで使えるのか

Amazon.co.jp Help: ステレオペア対応のEcho端末 に、Echoシリーズでペアリング(ステレオ化)ができる組み合わせが掲載されていますが、Echo Subは、現在発売されているEcho 、Echo Dot、Echo Show などEchoシリーズの全てに接続可能となっています。

Echo Subの商品ページには、

対応機器

Echo Subは、Echo (第2世代)もしくはEcho Plus(第2世代)のみに対応しています。他のEchoシリーズやAlexa搭載端末には対応していません。

とありますが、製品発売時の情報がそのまま残っているのではないかと思われます。


2.1ch(Echo Sub)が使える機能は

下記のストリーミング系のサービスであれば、Echo Sub(2.1ch)で再生されます。

  • Amazon Music(ポッドキャストを含む)
  • Spotify
  • Radiko
  • TuneIn
  • audible
  • KIndle本の読み上げ

確認はできていませんが、Apple Music、AWA、dヒッツ、うたパスなども同様にEcho Sub(2.1ch)を使うことができるものと思います。

しかしながら、

  • ニュース
  • Alexaスキル
  • Alexaとの会話

などは、話しかけたEchoからの応答となり、Echo Sub(2.1ch)では音が鳴りません。

またBluetooth接続も、特定のEcho端末に直接繋げているだけとなるので、ステレオ再生やEcho Subを使うこともできません。


2.1chやEcho Subで鳴らない場合の対処

Echo Plus+Echo Subで2.1ch構成にした直後は、SfotifyやRadikoなど、Amazon Music以外のストリーミングサービスは、リクエストを受け付けた、Echo からしか音が鳴りませんでした。

「Echo(第二世代)ではステレオ再生できているのになんで?」

と思い、いくつか試してみましたが、

Alexa, (スピーカーグループ名)でSpotifyを再生して

と、スピーカーグループ名を指定して再生するか、

Alexaアプリの「再生」からデバイス(スピーカーグループ名)を選択して再生すると、Amazon Music 以外もEcho Sub(2.1ch)で再生されるようになりました。

下写真は、Kindleを本を読み上げるときのデバイス名選択例となります。

Alexaアプリの再生からデバイスを選択

ステレオ化したらウェイクワードを変える

Echoシリーズをステレオペアリングをしたら、メインで使う Echoのウェイクワードを「Alexa」とするならば、もう一台は「Amazon」「Echo」「Computer」に変更しておかないと、「Alexa」といったときに、両方のEchoが反応してしまいます。

常にどちらか決まった方が反応してくれればいいのですが、タイマーを設定したときには端末Bが反応して、タイマーを消そうとしたときに端末Bが反応してしまうと、タイマーを止められません、、、


Echoシリーズで音響システムを拡張していくには

EchoもEcho Dotも新型が発表されました。

Echo Plusが半額で販売されていたので、新しいモデルが発売されるのだろうという予感はありましたが、新しいEchoはスマートハブ機能と温度センサーが搭載されているので、遠からず Echo Plus も姿を消すのではないでしょうか。Echo第3世代は既にAmazonストアからはその姿を消しています。

新しいEchoは球体で、スピーカーの配置は第3世代とは異なりますが、搭載されているスピーカーは、3.0インチウーファー、0.8ツイーター x 2 とあるので、同程度の音質であるとすれば、ステレオ化を優先して、次にサブウファーの追加を検討することを勧めます。

もちろん最初から2.1ch化ができるのであれば、それに越したことはありません。

またEcho DotやEcho Showであれば、Echo Subとの組み合わせで低音を増強するというのも、Echo(第二世代)+Echo Sub の組み合わせからありかと思いました。


JazzをEcho Subで楽しむ

2.1ch構成にして、最も気持ちよく聴けるようになったのが、低音の効いたJazzです。テレワークでもカフェ気分で仕事ができます。

仕事中なら

Alexa, ピアノ トリオ ジャズ ステーションをかけて

も、いいですが、

Echo Subの低音の魅力を引き出してくれる、Jazzベーシストの奏でる楽曲を、是非、聴いてみてください。


Gary Peacock(ゲイリー・ピーコック)

ゲイリー・ピーコックは、日本との馴染みも深く、京都に滞在して座禅や東洋思想を学び、初のリーダーアルバムとなるEASTWARDを日本で収録しています。残念ながらEASTWARDはストリーミング配信されていませんが、一聴の価値ありです。

EASTWARD / GARY PEACOK TRIO

聴き比べをするために使用した「メジャー・メジャー」は、キース・ジャレット、ジャック・ディジョネットとの初の共演となった「Tales of Another」に収録されています。後に、この3人でスタンダード トリオとして活動していきます。

Tales of Another / GARY PEACOK

トリオとしての「Standards, Vol.1」「Standards, Vol.2」も好きなアルバムですが、「Tales of Another」は、あくまでもゲイリー・ピーコックのアルバムであり、彼の感性を満喫できます。

Alexa, ゲイリー・ピーコックの曲をかけて

で、ピーコックのベースプレイを堪能しましょう。


Eddie Gómez(エディ・ゴメス)

エディ・ゴメスは、ビル・エバンス トリオでのプレイが有名ですが、初のリーダー・アルバム「DOWN STRECH」では、オリジナル曲も多く、ベーシストしての曲の作り方や音楽の方向性が垣間見れるアルバムです。

Down Stretch / Eddie Gómez

また、ビル・エバンスとのアルバム「Intuition(インチュイション)」では、トリオとは違ったデュオの中でのリズムとベースを担った演奏が楽しめます。

Intuition / Bill Evance & Eddie Gómez

先ずは、

Alexa、エディゴメスの曲をかけて

から初めてみるといいかもしれません。


Ray Brown(レイ・ブラウン)

レイ・ブラウンといえば、キング・オブ・ウォーキングベースです。シンプルな四分音符でのベースラインでもスィングを感じられるJazzベーシストのお手本的存在です。

また3人のベーシスト(Ray Brown, John Clayton, Christian McBride)が共演するアルバム「SuperBass 2」は秀逸です。Echo Subで体感できる低音の魅力を最大限に引き出してくれます。しっとりと楽しむというより、聴いていて楽しくなるアルバムです。

Super Bass 2 / Ray Brown, John Clayton, Christian McBride

レイ・ブラウンは、数多くのミュージシャンと共演していますが、

Alexa, レイ・ブラウンの曲をかけて

と言って、ウォーキング・ベースラインを堪能しましょう。


Echo Subは価格以上の価値を発揮

Echo Subは、価格以上に Amazon Echo の音楽シーンを豊にしてくれるサブウーファーです。Amazon Music Unlimited + Echoで2.1chのサウンド環境を構築して、色々な音楽を満喫しましょう。

Post Date:2020年9月6日 

一芸調理機器「土鍋薫製器」に惹かれる

鶏肉リブの薫製

少し前のWBS(ワールドビジネスサテライト)の白熱ランキングで、一芸調理家電を紹介していました。自宅で過ごすことが多くなったいま、家で食事をする機会も多くなったので、折角なら簡単でもこだわっ たものを楽しみたいというのは人の常です。

下表がWBSのランキングでした。

順位 製品 メーカー
1位 サラダチキンメーカー 阪和
2位 エッグスチーマー コイズミ
3位 フードドライヤー プリンセス
4位 クレシドラ ドリップコーヒーメーカー DeLonghi(デロンギ)
5位 ヨーグルトメーカー HashTAG(ハッシュタグ)
6位 厚焼きホットサンドベーカー グード Vitantonio(ビタントニオ)
7位 カフェフラッペメーカー ミスター・コーヒー
8位 もちブレンダー エムケー精工
9位 お茶ひき器 緑茶美採 TWINBIRD(ツインバード)
10位 ハンディクレープメーカー LITHON(ライソン)

「んー、何か惹かれるものがない、、、。」

一芸に秀でた調理器具というコンセプトには至極共感できたのですが、いまひとつ「これ欲しい!」という物欲の神が降臨してくるほどの調理家電がありません。商品が届いて開封するときに「ワクワク」する自分がイメージできません。

一発芸的な芸ではなく、芸術的な要素をがなければ直ぐに飽きて使わなくなってしまいます。「デザイン」「コンセプト」「機能」を兼ね備えているものであれば愛着も湧き、大切に長く使い続けます。

WBSで取り上げられた商品にはデザイン的に「カッコいい」と思えるものがありませんでした。フードドライヤーも購入を検討したことがありますが、シンプルに一芸を際立たせた商品であればこそ、デザインもシンプルなものが欲しくなります。


フードドライヤー

乾燥させると美味しくなる食材はたくさんあります。キノコ類やプチトマト、ゴーヤなど乾燥させると味も濃厚となり、日持ちもするので野菜を無駄にしません。そんな食材を乾燥させるドライフライヤーは、購入を検討したことがあります。recolte レコルト フードドライヤー RFD-1 は、デザインがシンプルで家に置きたくなる調理家電です。

しかし、ドライフードは、特別な調理器具を使わなくとも天日干しという原始的な方法で簡単に作れます。屋外に食材を放置するのは衛生面で気になるかもしれませんが、野菜であれば、その後に熱を通した調理をすれば大丈夫です。

自宅で過ごす時間が増えた今だからこそ、野菜の天日干しはお勧めです。下の写真は、プチトマトを半日干した状態ですが、干すと味が凝縮され、美味しいドライ・トマトパスタが作れます。

プチトマトの天日干し

こちらは、同じく半日天日干しにしたシメジです。生のシメジはあまり好きではありませんが、乾燥シメジもパスタの具材にすると美味しく食べられます。

シメジの天日干し

今のところは、野菜の天日干し止まりですが、ドライフルーツを作って朝食のヨーグルトにトッピングもいいかなと思っています。フードドライヤーの購入を決意するのもそう遠い日ではないかもしれません。


ヨーグルトメーカー

ヨーグルトメーカーの購入を検討するのであれば、絶対的に発酵器をオススメします。毎朝、食べている豆乳カスピ海ヨーグルトに玄米甘酒をソースとしてかけて食べていますが、何も発酵器で作っています。

豆乳カスピ海ヨーグルト wz 玄米甘酒ソース

過去に何度かブログに掲載していますが、クビンス ヨーグルト&チーズメーカーは、ヨーグルト、チーズ、甘酒、酵素ジュースと色々と発酵食品を作れて重宝しています。下記の記事もご覧になってください。


お茶挽き器

以前、HARIO(ハリオ) のお茶ミルを使っていました。しかし、粉末茶は細く挽かないと口当たりも悪いので、手で細かく挽こうとすると労力と時間が必要となります。また使った後の手入れも面倒で、いつの間にか使わなくなってしまいました。

そもそもお茶の栄養を全部いただくのであれば、粉末茶よりも抹茶の方が美味しいです。

しかし、珈琲ミルも電動にして随分と楽になったので、お茶専用の電動ミルというのはありかもしれません。最初に「惹かれるものがない」と言いましたが、将来的には検討の余地がありです。

以前、「ヘルシオお茶プレッソ」という粉末茶専用マシンの購入を検討したことがありました。これは、まさに一芸調理家電です。モデルチェンジされて旧バージョンが安く購入できるので、粉末茶に興味があるのであればこちらも検討のありかもしれません。


ホットサンドクッカー

家電としてのホットサンドクッカーにはあまり惹かれるものがありませんが、山に行ったときにランチでコヒーと共にホットサンドを作るというのには憧れています。

山で色々と料理をするのは面倒だけど、ホットサンドであれば調理も片付けも簡単そうです。

ホットサンドといえばバウルーだと思っていましたが、ホットサンドを作るのに大切なのは、

  • 均等に熱を通す
  • しっかりとサンドする

です。この2つを要素を兼ね備えられるのは、日本の伝統鉄器ではないかと思い、探してみるとやっぱりありました。

老舗窯元である及源(OIGEN)の「南武鉄ホットサンドメーカーF416」は、重量が1.5Kgあり、まさに男の調理器具です。ザックに押し込むにはちょっと躊躇する重さですが、家で楽しめるキャンプ用品です。

シンプルなデザインで長く使えそうですが、鉄器は使い始める前のシーズニングと調理後の手入れも必要です。しかし、手をかけると愛着が湧くというのは、象と散歩: 鉄瓶を愉しむで紹介した鉄瓶で経験済みです。

いつか買いたい!!!


薫製器(スモーカー)

白熱ランキングにはありませんでしたが、ホットサンドクッカーと共にキャンプで憧れる調理器具は薫製器です。キャンプはしませんが、自宅で薫製作りをしてみたい!

しかし、自宅での薫製作りは、チップを燻したときの匂いと煙が気になります。

自宅で使える薫製器でよいもの(匂いと煙対策がされた商品)はないかと探して見つけたのが、Coleman(コールマン)コンパクトスモーカーでした。

本体のふちに水を入れることで煙が漏れるのをおさえるという仕組みが画期的です。

と思いきや、炊飯用の土鍋(「かまどさん」)を使っている長谷園からも、溝の淵に水を注いて煙が漏れるのを防ぐという同じ仕組みを持つ薫製用の土鍋「いぶしぎん」が発売されていました。

長谷園の「かまどさん」を愛用していたので土鍋の調理器具としての良さも、長谷園の品質も実感できていたし、キャンプには行かないので「いぶしぎん」で決定。

「いぶしぎん」には、ミニ(NCK-10) 直径17.5cm)、小(NCT-43)直径23cm、大(NCT-80)直径26cmの3サイズがありますが、直径23cmの小を購入しました。

購入したからモデルチェンジされたようで、当時はCT-43でしたが、現在のNCT-43と同サイズです。何が変更となったのかは分かりません。

下写真の左が「かまどさん」三合炊(CT-01)で直径24cmで、右が「いぶしぎん」小(CT-43)です。直径はほぼ同じですが、「いぶしぎん」は食材を二段にセットするので高さがあります。

長谷園「かまどさん」(左)と「いぶしぎん」(右)

ご飯党なら「かまどさん」は必須アイテムです。「かまどさん」には 一合炊き(NCT-02)二合炊き(NCT-03)三号炊き(NCT-01)五号炊き(NCT-50)の4種類がありますが、こちらもCTからNCTにモデルチェンジされていました。


いぶしぎん で薫製作り

「いぶしぎん」は、土鍋らしく火を止めてからの余熱で燻して薫製を作ります。準備も簡単でアルミホイルの上にチップを適当に投入(説明書には5gとありますが、適当でOK)。

薫製用サクラチップ 

この上に食材から出た水気や油がチップにかからないように更にアルミホイルで蓋をします。あとは2段の網に適当に食材を並べるだけです。

基本は、蓋を開けたままで5分、蓋をして5分、余熱で20分、計30分で、少量のチップでも美味しい薫製が作れます。

タラコとウィンナーの薫製

動画で使い方が紹介されていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

煙が蓋の隙間から漏れるようなことはありませんが、流石に匂いが一切しないということありません。また土鍋は洗ってもスモーキーな匂いが残ります。

メインビジュアルとした鶏肉リブの薫製はお気に入りで、塩胡椒を振りかけるだけで簡単に美味しい薫製鶏肉ができます。次は何を薫製にしようかと考えるのも、出来上がりも楽しみです。家族で薫製作りを楽しむもよし、ひとり酒のつまみを作るのもよし、まさにステイホーム時代にピッタリの逸品です。

また使用するチップによっても香りが異なるので食材とチップの組合せも自由です。購入時にはサクラチップが100g付属していますが、ソト(SOTO) スモークチップス 4種セット(さくら、りんご、ヒッコリー、ウイスキーオーク)などを購入すれば色々な香りが楽しめまし、「いぶしぎん」は一回の薫製作りで 5gしかチップを使わないので、500gx4袋はかなりの使い勝手です。100gのミニセットもありますのでお好みで。

「かまどさん」で炊いたご飯も美味しいと感動しましたが、日本古来の調理器具の土鍋の新しい使い方と、薫製の出来上がりのよさに感動を覚えます。「いぶしぎん」はワクワクでき、好奇心を満たしてくれる素晴らしい一芸調理器具です。

こうなってくると土鍋シリーズで「ヘルシー蒸し鍋」も欲しくなってしまいます。

しかし、鉄瓶にしても陶器にしても昔から伝わる日本の古き良き調理器具を現代の食材に合わせて使うのは温故知新という言葉がピッタリです。古き良きものから新たなる発見と美味しさを満喫できる土鍋薫製器は、自宅での時間を豊にしてくれます。

Post Date:2020年8月26日 

Alexaでスマートホーム(スマートダウンライト)化

+Style スマートLED電球 E17

Amazon Echoを軸として自宅のスマートホーム化を徐々に進めています。スマートホームといっても音声操作が中心ですが、照明のON/OFF、調光は音声で操作できると便利です。またスマートリモコンで家電のリモコンを一掃することもできました。

照明については、ダイニング、リビングとスマートライト化を順次測ってきましたが、今回はダウンライトのスマートライト化です。

本当はアプリを闇雲に増やしたくもなかったので、TP-Linkのライトで揃えていきたかったのですが、ダウンライトで使われているE17口金でのスマートライトの選択肢は、

  • Philips Hue (ヒュー) ホワイトシングルランプE17(電球色)
  • +Style スマートLED電球 E17 (調光・調色)

の2つしかありません。そもそもLED電球でも17口金のものは少ないので、小さいLED電球で明るい照明を作るのは難しいのかもしれません。


LED電球の明るさ

白熱電球はワット数表記です。電球のワット数というのは、電力消費量を表すもので明るさを示す指標ではありません。しかし、ワット数が大きくなれば明るくなるというのは分かりやすいですし、いままでの経験知からワット数で大体の明るさがイメージできます。

「便所の100ワット」と言われれば、トイレはそんなに明るくする必要がないので「無駄」という意味で通じますが、LED電球は消費電力が少ないなのでワット数で言われても明るさがイメージできません。そこで日本照明工業会(JLMA)では、LED電球の明るさの指標としてルーメン(lm)を表示するルールを定めています。

しかし、ルーメンと言われても明るさのイメージができません、そこでワット数相当の表記についても同様に定めています。電球のサイズ(種類)によって明るさは異なりますが、ダウンライトで使われているE17(ミニクリプトン)は、LED電球の小型一般照明用電球代替表示区分に該当します。

下表は、日本照明工業会「電球型LEDランプQ&A(PDF)」からの引用となります。

ワット(W)数 ルーメン
25W相当 230lm以上
40W相当 440lm以上
50W相当 600lm以上
60W相当 760lm以上
75W相当 1000lm以上
100W相当 1430lm以上

フィリップス Hue ホワイトシングルランプE17 は、470lm、+Style(プラススタイル)スマートLED電球 E17は、440lm です。またプラススタイルのスマートLED電球には40Wとの表記がありますが、これは日本照明工業会のルールに則った表記であることが分かります。


LED電球の色温度

LED電球に限らず電球には、また ”電球色” ”昼白色” ”昼光色” という記載もありますが、これは色温度の目安です。色温度って何? | KKテクノロジーズ と 色温度とは何ですか?|電球・照明・自然光・太陽光の色温度|LED照明販売 株式会社ルクス によると色呼称と色合いを表すケルビン(K)について下記のように記載されています。

呼称 ケルビン数値 色味 光の種類
電球色 2800〜3000K 暖色系(橙色) 朝日、夕陽、白熱電球
温白色 3500K    
白色 4200K  
昼白色 5000K   太陽光
昼光色 6500〜6700K 寒色系(青色)  

昼白色が太陽光に近い色合いで、昼光色の方が青い近いというのを知りませんでした。


スマートLEDライト(17E)の選択

明るさと色温度について理解したとことで、フィリップスとプラススタイルのスマートLED電球(E17)を比較してみます。フィリップスはルーメンの表記と色の記載しかありませんが、上記のLED電球の明るさと色温度から「40W相当の電球色」であるということが分かります。

  明るさ 色温度 調光 調色 横幅 高さ
フィリップス 470lm - 電球色 ✔️   3.9cm 8.5cm
プラススタイル 440lm 2700-6500K 電球色-昼光色 ✔️ ✔️ 3.8cm 8.5cm

Philips Hue はスマートライトの定番ですが、購入前の注意としては、スマートホーム家電対応の Amazon Echo Plus か Echo Show を持っていなければ、電球(ライト)の他にHueブリッジが必要となります。

最新のAmazon Echoシリーズは、スマートホーム家電対応となっていますので、ブリッジは不要です(追記:2023.3)

Amazon Echo Plusを使っているのでブリッジを購入する必要はなかったのですが、リモートワークでダイニングテーブルで仕事をするようになったので、仕事中は昼白色や昼光色の灯が欲しい!

と、いうことで調色ができる +Style スマートLED電球 E17をポチり。

の前にサイズだけ確認です。

いま使っているLED電球は、35mm(W), 72mm(H)ですが、スマートLEDライトは、現在使っているLEDミニクリプトン電球と比べてもサイズが大きくなります。特に高さ(長さ)は1.5cm長くなるのでダウンライトに収まるかを確認。下写真は、実際に取り付けをした様子になりますが、はみ出し感が否めません。

ダウンライトに+Style スマートLED電球 E17 を取り付け

+Style スマートLED電球 E17を使ってみて

スマホのアプリをインストールして取説の手順通りに行えば問題なくセットアップされますが、取説をちゃんと読んでいなかったのでペアリングモードにできず「あれあれ」と。

照明器具のスイッチをオフの状態から、オン→オフ→オン→オフ→オンと切り替えると、電球が早い点滅状態になり、ペアリングモードに入ります。

※ 確実に点灯したのを確認してからオフにしてください。

【引用】スマートLED電球 型番:PS-LIB-W02 取扱説明書 

今度はしっかりと取説に目を通すと複数台を一度に登録できるとあったので、2つとも電球をソケットにはめて同時にセットアップ。接続できるWiFiは 2.4GHz帯だけなので注意を。

Amazon Echoとの連携もプラススタイルのスキルを有効にしてアカウント連携(ログイン)させるだけです。


音声操作での色設定

スマートLED電球 型番:PS-LIB-W02 取扱説明書 | +Style (プラススタイル) の「スマートスピーカー音声コマンドの例」に音声でコントロールできる一覧があります。調色については「電球色//昼光色」の設定例がありますが、他に音声で設定できる色があるかを確認してみました。

+Styleのアプリでの調色はパーセンテージでの指定ですが、音声では

Alexa, ダウンライトの色を100%にして

とは、できませんでした。Alexaアプリで登録されたデバイスを確認してみると色の指定で「電球色/ソフトホワイト/白色/白昼色/昼光色」とあります。

それぞれを音声操作で設定できるかを試してみました。白色だけは、「はくしょく」「しろいろ」では変更できず、取扱説明書にあるように「しろ」でしたが、「電球色/ソフトホワイト//昼白色(ちゅうはくしょく)/昼光色(ちゅうこうしょく)」には設定できました。

Alexaアプリでのデバイス色

昼光色が色設定100%ではない

商品説明では、調色について、電球色(2700K)から昼光色(6500K)で調整できるとあります。

しかし

Alexa, ダウンライトを昼光色にして

と昼光色にした後に+Styleアプリで調光・調色を確認してみると、調色は 70%となっています。

 +Styleアプリで昼光色を確認

同様に ”電球色” も 0%ではなく 27%でした。

下表が、音声操作で色を設定したときの +Styleアプリで確認した値です。

パーセント
電球色 27%
ソフトホワイト 27%
白色 40%
昼白色 55%
昼光色 70%

ソフトホワイトは電球色と同じです、、、。

音声コマンドでは上表の値にしか設定できないので色合いを0%や100%にしたい場合は、+Styleのシーンで

  • 電源:オン
  • 明るさ:100%
  • 黄色-白色:100%

のように設定して、定型アクションでシーンをコントロールするなどの工夫が必要となります。

下写真の左の色が0%、右の色を100%にした色合いですが、100%で設定するとかなり青白く感じますので、昼光色以上は不要かもしれません。

電球色と昼光色???

グループ化はAlexaアプリで

複数のダウンライトは、グループを作成すると音声操作が便利になります。例えば「キッチン」「ダイニング」「ダウンライト」などのグループ名で複数のデバイス(LEDスマート電球)を登録しておけば

Alexa, ダウンライトを昼白色にして

とか

Alexa, ダウンライトを消して

と言って、複数のLEDスマートライトをコントロールできます。

+Styleアプリでもグループを作成できますが、Alexaアプリでは、他社製品を組み合わせてグループを作成することができます。

TP-Link スマートLEDライトを含めて全てのスマートライトを”電気”というグループに登録しているので、

Alexa, 電気を点けて/消して

で全ての照明のON/OFFをできようにしています。また、

Alexa, 電気を10%にして

と言えば、就寝までのくつろぎの時間を仄かな灯のもとで過ごすことができます。


リモートワークでは昼光色に

仕事をするときには昼白色にしています。昼光色の方が細かい文字などもくっきりと見えますが、長い時間だ昼光色にしていると目が疲れます。そして仕事を終えると電球色に切り替えています。

調色ができる+Style スマートLED電球 E17にして正解でした。

必ずしもダウンライトで調色が必要だとは思いませんが、仕事、勉強、読書をする場所であれば調色ができるタイプをお勧めします。

また電球色より昼白色の方がナチュラルな色合いで見えるのでキッチンや洗面所のダウンライトをスマートライト化するのであれば同様に調色タイプの方が適しているのではないかと思います。


もっとスマートライトっぽく使うには

+Style スマートLED電球は、

  • スケジュール設定
  • 日の出、日の入り時間(地域設定)
  • 外温度、外湿度、天気、風速(天気情報)
  • 出発/到着(スマホ位置情報)

で照明をコントロールすることができます。例えば、常夜灯として使うのであれば、調光で暗めにして、日の入りで点灯して、日の出で消灯といった設定もできます。

個人的には、生活の場となる部屋にある照明については、音声操作で十分と考えていますが、セキュリティやペットのためにスマートライトを活用するというのも使い方としては考えられます。


スマートホーム化を支えるWiFiルーター

スマートホーム化が進むと、自宅のWiFiに接続する機器が増えます。今回、紹介した+Style スマートLED電球も2.4GHz帯へのWiFi接続が必要ですが、スマートホーム化による2.4Ghz帯に接続している機器が12台となりました。

  • スマートLED電球 E26 ×4
  • スマートLED電球 E17 ×2
  • スマートプラグx5
  • スマートリモコン

接続する台数が増えるとWiFiスピードが遅くなったり、接続台数オーバーで切断されてしまいます。スマートホーム化の折にはWiFiルータの強化も併せて検討しましょう。

TP-Link Archer A10


TP-Link Archer A10 は、値段の割に高性能です。最大接続数が48台、同時に複数の端末と通信し、高速接続を実現するMU-MIMOという技術が使われています。要はたくさんの端末を接続できて、高速でのWiFiを提供してくれます。また5GHzと2.4GHzでSSIDを分けらます。

このWiFiルーターも、できることは少ないですが、Alexaで音声コントロールが一部可能です(ブリッジモードでは音声操作できません)。

Alexa, ゲストネットワークを有効にして/無効にして

といえば、ゲストネットワークのコントロールが音声でできます。

今回は仕事をするダイニングテーブルの上にあるダウンライト2つをスマートLED電球に換えましたが、次はキッチンかなと考えています。

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