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2008年8月31日

FreeMind 0.9.0 beta20


2008年8月29日にまたFreeMindのβ版が更新されていたようです。31日現在でFreeMindのホームページにはまだ更新情報が記載されていません。インストールして使用してみましたが、以前掲載した beta 19 から見た感じの変更はなさそうなのでバグフィックスバージョンでしょうか。






2008年8月30日

iPodで新聞を読む

新聞発行部数の減少

昨今、新聞の閲読数が減少しているといわれている。社団法人 日本新聞協会のデータを見ると2007年10月現在の数値は下記のように示されています。発行部数に事業者が含まれているかは分かりませんが、1世帯あたりの部数が1.01ということは、各家庭で1紙は購読されている換算になります。

新聞の発行部数('07年)
(単位=部)
合計
種類別 発行形態別 1世帯
あたり
部数
一 般 紙 スポーツ紙 セット部数 朝刊単独部数 夕刊単独部数
52,028,671 46,963,136 5,065,535 16,408,728 34,174,558 1,445,385 1.01

・発行部数は朝夕刊セットを1部として計算。
・2007年10月、新聞協会経営業務部調べ
・セット紙を朝・夕刊別に数えた場合は、68,437,399部
・世帯数は、51,713,048(06年3月31日時点の住民基本台帳による)

単年データでは減少傾向が把握できないので、グラフにして可視化してみました。

確かに'01年から急激に新聞の発行部数が減少し、6年間で165万部も発行部数が減少していることがわかります。またインターネットの普及が新聞発行部数に大きく影響したといわれているので、これにインプレスR&Dが発行している「インターネット白書」からインターネット世帯浸透率とブロードバンド世帯普及率のデータを併せてみると、インターネットは'01年頃から急激に台頭し、新聞の発行部数は、それに反比例していることが伺えます。またブロードバンドの普及により、常時接続が可能になったことで、ネットでニュースが容易に読めるようになったことも大きく起因していると思われます。

相関をとってみると、インターネット世帯浸透率とブロードバンド世帯普及率は、共に新聞発行部数と強い負の相関関係があることが分かります。

相関係数行列 インターネット
世帯浸透率
ブロードバンド
世帯普及率
新聞
発行部数
インターネット
世帯浸透率
1 0.92 -0.89
ブロードバンド
世帯普及率
0.92 1 -0.96
新聞
発行部数
-0.89 -0.96 1

新聞を読まなくなった世代

では、どの世代が新聞を読まなくなったのかを調べてみると、NHK放送文化研究所から5年毎に報告されている2005年国民生活時間調査報告書がありました。

平日・男女年層別の新聞閲読の変遷(’00年~’05年)

2年前のデータですが、'95年と'00年を比較すると、60代以上の閲読率は維持できていますが、30代、40代では、新聞を読む人が過半数を大きく割るようになったことが分かります。但し、40代では、10年間で閲読率が20%以上減少しているように見えますが、'05年に40代の人は、'95年当時は30代でした。30代から40代になったことで新聞を読むようになる要因もあまり考えられないので、もともと新聞離れの世代で、これにインターネットの普及という要素が加わり、10%閲読率が減少したと理解すべきなのかもしれません。

確かにこれでは、新聞各社はうかうかとしていれないですね。今年、新聞各社が文字サイズを大きくした理由は、新聞購読者層である世代を意識してなのでしょうか。新聞各社も新しい購読者層の獲得やネットでの広告モデル以外の収入、クロスメディアを模索しなければ、今後の10年で淘汰される新聞社がでてくるかもしれません。

PCは新聞の代替になり得るか

嘗ては、通勤電車や昼食時に新聞を読んでいました。所謂「ながら」だったので、そういう意味ではネットでニュースを見られるからといってPCでニュースをみることが代替になったわけではありません。確かにYahoo!ニュースやGoogleニュースを閲覧したり、新聞社のサイトで気になった特集記事も見ています。しかし昔ながらの「どこでも」「いつでも」という手軽さと「ながら」は捨てがたいです。また単にニュースを知るということであれば活字でなくても情報ソースはあります。個人的には新聞のコラムや社説が好きです。社説は新聞社による考え方の違いがよく分かるし、コラムは短編の読み物としても面白いです。インターネットの普及により各紙を購読しなくても手軽に読めるようになったのは、非常に便利になりました。

iPodで新聞を読む

前説が長くなりましたが、そこでiPodで新聞を読むにつながります。ポッドキャストや音楽を聴きながら活字情報を見られれば、「ながら」も「手軽さ」も手に入れることができます。通勤.comで提供されている通勤iPodはそんな私にマッチしたツールでした。毎朝PCの電源を入れて、ポッドキャストと各社のコラムと社説をダウンロードするのが現在では日課となっています。

ということで、次は通勤iPodの詳細について書いてみようと思います。
2008年8月26日

ブログでみる「みんなの心霊スポット」

kizashiジャーナルにブログでみる「みんなの心霊スポット」が掲載されていました。

「心霊スポット」(他のワードもある?)という単語があるブログを同じくブログ内に記載されている「地域」で分類しているようですが、ブログの分類方法としては、とても面白いです。更に人手によるクレンジングなしで機械的に分類ができているとすると素晴らしいですね。

同じような使い方として、地域毎の観光スポットやレストランなどで分類をしたり、生物や植物の生態分布としても利用可能かもしれません。地図上に都道府県別の件数があるともっと分かりやすいですね。ブランディング調査として製品名の認知度(話題性)の分布であったり、Buzzが拡散する様子を時系列にみることができるかもしれません。

集合知を形成するためにコミュニティという枠組みの中に押し込めるのではなく、分散している状態から分類を考える kizashi さんはすごいですね。

前にブログマーケティングをテキストマイニングの観点から研究している方にお会いしましたが、書かれている文章から性別を判定したり、性別や地域の判定、そして内容が好意的(ポジティブ)、否定的(ネガティブ)かなども試みていました。そういえば、以前は、kizashi のブログクチコミサーチでもポジネガ分析が提供されていましたが、感性分析は技術的にはまだ難しいようですね。

利用者の観点からすれば、ブログの中から自社製品と競合製品を単語だけではなく、性別や年代別のポジネガ分析をしたり、簡単に集合知を形成できるようになるととても便利なのですが。
2008年8月23日

顧客満足度調査(CS調査)

以前、ネットプロモータスコアについてふれましたが、普段実施しているアンケートによる顧客満足度調査について改めて考えてみたいと思います。

顧客満足度=Customer Satisfactionの調査目的は、顧客満足度の向上にあります。そのためには、顧客満足度に影響を与えている要因を探り、影響度を数値的に評価する必要があります。


何を改善すれば、顧客満足度が向上するのか!」

これが企業にとって一番知りたいことです。

顧客満足度に影響する各要因の影響度を数値で表すことで、優先順位を付けることが可能となり、効果的、効率的に顧客満足度向上への改善施策を実施できることになることでしょう。


満足度調査の設問を考える

顧客満足度調査を実施するときには、下表のように総合評価と個別評価で設問を組み立てます。

総合満足度評価
個別満足度評価 1. 価格
2. デザイン
3. 機能性
4. 品質
5. 接客態度
6. アフターサービス
7. 店舗の利便性

総合満足度評価

総合満足度評価では、以下の3パターンが有用であるかと思います。設問者側が何を目的とするかによって使い分けが必要でしょう。また下記の設問を複数併記する場合もあります。

  • [製品やサービス] についての総合評価をお聞かせください(総合評価)
  • [製品やサービス] をまたご購入・ご利用されたいと思いますか(継続意向)
  • [製品やサービス] を友人・知人などに勧めたいと思いますか(推奨意向)

注意点としては、製品やサービスにもよると思いますが、推奨意向を総合満足度評価とした場合の各要因の影響度と推奨意向の場合は異なることがあります。例えば、継続意向の場合は、機能評価を重視し、推奨意向の場合は接客態度やわかりやすさを重視する場合などがあります。


個別満足度評価

個別満足度評価の項目をきちんと洗い出せていないと、意味の無い結果となってしまいます。上記の例でアンケートを実施した場合に、もし顧客が支払い手段やポイント制度に不満を抱いていたとすると、正しい結果が得られません。アンケート項目については、仮説をたてて洗い出しを丹念に行うことが大切です。


5段階評価


5段階評価 素点
非常に満足5
やや満足 4
どちらともいえない(普通) 3
やや不満 2
非常に不満 1

アンケートで満足度調査をする場合は上記のような5段階評価がポピュラーだと思います。そして「非常に満足」を5点、「非常に不満」を1点として定量評価を行います。但し、5段階評価を点数化する意味と問題点を理解して使用するべきだと思います。評価軸は人によって異なり、「やや満足」と「非 常に満足」との間隔は人によって異なります。また有効桁数の観点からも、例えば前年より平均点が0.1~0.2ポイント向上したということに意味があるの か否かを考えるべきだと思います。

(評価軸のイメージ)

評価軸のイメージ


4段階評価


4段階評価 素点
非常に満足 5
やや満足 4
やや不満 2
非常に不満 1

中庸性を排除し、白黒をはっきりさせ、「どちらともいえない」を外した4段階評価で行う場合もあります。但し、個人的には、設問側のエゴではないかと考えます。アンケートの基本は、答えやすさにあると思いますので、回答者が回答に迷ってしまうような設問は避けたいものです。そういった意味では、個別満足度評価では、「わからない」という選択肢の追加の検討も必要だと思います。


7段階評価


7段階評価 素点
非常に満足 +3
満足 +2
やや満足 +1
どちらともいえない(普通) 0
やや不満 -1
不満 -2
非常に不満 -3

5段階評価で選択肢をなぜ「非常に満足」「やや満足」とするのでしょうか。

「非常に満足」「満足」とした場合には、「満足」とまでは言い切れないという回答者が「どちらともいえない」を選択してしまうかもしれません。

また「満足」「やや満足」では、満足度の非常に高い層が「満足」という回答の中に埋もれてしまいます。「非常に満足」の層や「非常に不満」記された要因は個別にみる必要があります。

そう考えると5段階評価では、 「非常に満足」「やや満足」で落ち着くのではないでしょうか。回答者側の視点でみても「満足している」という回答者は、一瞬迷うものの「非常に満足」まではいかないのであれば、「やや満足」を選択することでしょう。

この「非常に満足」と「やや満足」の間に「満足」追加したものが7段階評価になります。7段階の場合は、+3点から-3点を付与することにより、点数がプラスであれば満足でマイナスであれば不満と評価できます。

(次は、実際の評価について考えてみたいと思います。)

2008年8月16日

FreeMind 0.9.0 beta19


FreeMindは、β版の更新がとても早いですね。
気がついたら08年7月21日時点でbeta 19がリリースされていました。

更新ポイントは、以下のように見えます。







・アイコンの追加
・日本語対応

何れの点も前バージョンよりも使いやすくなっています。特にアイコンが増えるとマインドマップの完成度が高くなります。

個人的には画像を挿入したときに

・入力文字を残す
・画像サイズを変更できる

と更によいかと思うのですが。





2008年8月11日

8月といえばカブトムシ

八王子でカブトムシ採取

カブトムシが台頭する8月、ノコギリクワガタ採取と同じ場所に出かけました。カブトムシも樹液採取が基本ですが、近くにクヌギやコナラの森林があれば、住宅地近くの外灯でも採取できます。

21時頃に現地に到着して、樹液の出るコナラやクヌギを回りました。時間も関係するのかもしれませんが、案の定、樹液に群がっていたのは、カブトムシばかりでした。ノコギリクワガタもオス1匹とメス2匹を近くの樹で採取しましたが、樹液場はカブトムシ天国です。知り合いにも頼まれていたので雄雌5匹づつを捕獲。この日はカメラも持っていたのでパチリ。

夜の9時頃だとスズメバチもまだ樹液に集まっているかと思いましたが、殆どみかけませんでした。しかしヤブ蚊は多く、虫除けスプレーをしましたが、顔面を刺されてとてもかゆいです。
2008年8月6日

エリアマーケティング(続編)

Google Analyticsでも国/地域の情報の精度はと思い、試してみました。私の場合は、どうやら新宿と判定されているようです。(新宿からアクセスしているわけではありません。)それでも都道府県レベルでは合致しています。

確かに都道府県レベルならまだしも、その下の市区町村になると、プロバイダーがどのようにIPアドレスを割り当てているかわかりませんが、市区町村まで特定できるのでしょうか?
ダイアルアップで最寄りのアクセスポイントに繋いでいる場合なら、なんとなく理解できますが...。

市区町村レベルでの判定をマーケティングに活用するには、検証が必要かもしれません。ちなみにサイバーエリアサーチからSURFPOINT v2.0に合わせて市区町村まで判別可能な「どこどこJP」API版を無料公開とありました。

API版が公開されたら是非試してみたいものです。

このサイバーエリアサーチからもブログパーツとして地域判定するお天気情報なるものもがありましたが、今回は、geotargetingのジオターゲティングブログパーツを貼り付けてみました。
2008年8月2日

簡単レシピ:冷製トマトスパ

冷製トマトスパの作り方

ここ数日の暑さで夏ばて気味なので、
いただきものの家庭菜園のミニトマトとおろしニンニクをつかった冷製トマトスパを作りました。

■ 材料

パスタ、トマト、ニンニク、万能ネギ、オリーブオイル、黒こしょう、塩

■ 作り方

1)パスタをゆでる
美味しいパスタのコツは大きな鍋で茹でて、茹ですぎない。
少し堅いぐらいで丁度いいです。

2)ソースをつくる
パスタを茹でている間にソースを作ります。
a. トマトを適当な大きさにぶつ切りに
b. 切ったトマトをボールに入れる
c. おろしニンニクを適量混ぜる
d. オリーブオイル、ブラックペッパー、塩をかけてよく混ぜる
(味はちょっと濃いかなと思うぐらい)

3)茹であがったパスタを水で流して冷まし、ザルで水をきる
4)万能ネギをみじん切りに

写真のように盛りつけて、はい。できあがりです。

お盆休み

休暇は何日間?

読売新聞系のニュース記事によると、夏休みは平均6.6日。
・製造業では前年から0.1日減の平均8.6日
・非製造業では前年から0.2日減の平均6.3日
製造業では11日から15日がまるまる休み、非製造業では1日は出社と感じでしょうか。
周りを見てもそんなものかと思いました。

交通各社の状況

また、1日に交通各社がお盆時期の予約状況を発表しています。
旅行者は、飛行機よりも新幹線を選んでいるようです。

JRでは、8-17日の指定席予約は前年比4%増、新幹線では5%増とあります。
 航空会社(JAL、ANA)では、国際線では前年比7.5%減、国内線では、ほぼ横ばいの前年比0.3%減とあります。国際線は燃油サーチャーチャージの影響が大きそうですし、 北京五輪観戦ツアーも伸び悩んでいると報じられていました。一方で沖縄が好調でJALで前年比7.0%増、ANAで4.4%増とのことです。海外組が沖縄に流れた結果なのでしょうか。

旅行会社

JTBが掲載している「夏休み旅行動向」をみると、海外旅行は前年比-7.0%、国内旅行は-0.9%とあります。総評を見ると、二極化に触れ、
・ファミリー層は安近短傾向
・高額消費者は影響なし
とあります。

市場調査

電通リサーチが「2008年の夏休みについて」というレポートを掲載しています。
これを見ると

1位 帰省する       21.6% 前年2位
2位 国内旅行      20.4% 前年1位
3位 なるべく家にいる 12.3%

だそうです。

ガソリン価格も8月から更に引き上げられ、リッター180円後半となると、車での外出も控えたくなってしまいます。

こんな状況の夏休みだから売上を伸ばすことが可能なものもたくさんあるかと思います。あと1週間ですが、まだまだ訴求可能なのではないでしょうか。

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