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2020年8月26日

Alexaでスマートホーム(スマートダウンライト)化

+Style スマートLED電球 E17

Amazon Echoを軸として自宅のスマートホーム化を徐々に進めています。スマートホームといっても音声操作が中心ですが、照明のON/OFF、調光は音声で操作できると便利です。またスマートリモコンで家電のリモコンを一掃することもできました。

照明については、ダイニング、リビングとスマートライト化を順次測ってきましたが、今回はダウンライトのスマートライト化です。

本当はアプリを闇雲に増やしたくもなかったので、TP-Linkのライトで揃えていきたかったのですが、ダウンライトで使われているE17口金でのスマートライトの選択肢は、

  • Philips Hue (ヒュー) ホワイトシングルランプE17(電球色)
  • +Style スマートLED電球 E17 (調光・調色)

の2つしかありません。そもそもLED電球でも17口金のものは少ないので、小さいLED電球で明るい照明を作るのは難しいのかもしれません。


LED電球の明るさ

白熱電球はワット数表記です。電球のワット数というのは、電力消費量を表すもので明るさを示す指標ではありません。しかし、ワット数が大きくなれば明るくなるというのは分かりやすいですし、いままでの経験知からワット数で大体の明るさがイメージできます。

「便所の100ワット」と言われれば、トイレはそんなに明るくする必要がないので「無駄」という意味で通じますが、LED電球は消費電力が少ないなのでワット数で言われても明るさがイメージできません。そこで日本照明工業会(JLMA)では、LED電球の明るさの指標としてルーメン(lm)を表示するルールを定めています。

しかし、ルーメンと言われても明るさのイメージができません、そこでワット数相当の表記についても同様に定めています。電球のサイズ(種類)によって明るさは異なりますが、ダウンライトで使われているE17(ミニクリプトン)は、LED電球の小型一般照明用電球代替表示区分に該当します。

下表は、日本照明工業会「電球型LEDランプQ&A(PDF)」からの引用となります。

ワット(W)数 ルーメン
25W相当 230lm以上
40W相当 440lm以上
50W相当 600lm以上
60W相当 760lm以上
75W相当 1000lm以上
100W相当 1430lm以上

フィリップス Hue ホワイトシングルランプE17 は、470lm、+Style(プラススタイル)スマートLED電球 E17は、440lm です。またプラススタイルのスマートLED電球には40Wとの表記がありますが、これは日本照明工業会のルールに則った表記であることが分かります。


LED電球の色温度

LED電球に限らず電球には、また ”電球色” ”昼白色” ”昼光色” という記載もありますが、これは色温度の目安です。色温度って何? | KKテクノロジーズ と 色温度とは何ですか?|電球・照明・自然光・太陽光の色温度|LED照明販売 株式会社ルクス によると色呼称と色合いを表すケルビン(K)について下記のように記載されています。

呼称 ケルビン数値 色味 光の種類
電球色 2800〜3000K 暖色系(橙色) 朝日、夕陽、白熱電球
温白色 3500K    
白色 4200K  
昼白色 5000K   太陽光
昼光色 6500〜6700K 寒色系(青色)  

昼白色が太陽光に近い色合いで、昼光色の方が青い近いというのを知りませんでした。


スマートLEDライト(17E)の選択

明るさと色温度について理解したとことで、フィリップスとプラススタイルのスマートLED電球(E17)を比較してみます。フィリップスはルーメンの表記と色の記載しかありませんが、上記のLED電球の明るさと色温度から「40W相当の電球色」であるということが分かります。

  明るさ 色温度 調光 調色 横幅 高さ
フィリップス 470lm - 電球色 ✔️   3.9cm 8.5cm
プラススタイル 440lm 2700-6500K 電球色-昼光色 ✔️ ✔️ 3.8cm 8.5cm

Philips Hue はスマートライトの定番ですが、購入前の注意としては、スマートホーム家電対応の Amazon Echo Plus か Echo Show を持っていなければ、電球(ライト)の他にHueブリッジが必要となります。

最新のAmazon Echoシリーズは、スマートホーム家電対応となっていますので、ブリッジは不要です(追記:2023.3)

Amazon Echo Plusを使っているのでブリッジを購入する必要はなかったのですが、リモートワークでダイニングテーブルで仕事をするようになったので、仕事中は昼白色や昼光色の灯が欲しい!

と、いうことで調色ができる +Style スマートLED電球 E17をポチり。

の前にサイズだけ確認です。

いま使っているLED電球は、35mm(W), 72mm(H)ですが、スマートLEDライトは、現在使っているLEDミニクリプトン電球と比べてもサイズが大きくなります。特に高さ(長さ)は1.5cm長くなるのでダウンライトに収まるかを確認。下写真は、実際に取り付けをした様子になりますが、はみ出し感が否めません。

ダウンライトに+Style スマートLED電球 E17 を取り付け

+Style スマートLED電球 E17を使ってみて

スマホのアプリをインストールして取説の手順通りに行えば問題なくセットアップされますが、取説をちゃんと読んでいなかったのでペアリングモードにできず「あれあれ」と。

照明器具のスイッチをオフの状態から、オン→オフ→オン→オフ→オンと切り替えると、電球が早い点滅状態になり、ペアリングモードに入ります。

※ 確実に点灯したのを確認してからオフにしてください。

【引用】スマートLED電球 型番:PS-LIB-W02 取扱説明書 

今度はしっかりと取説に目を通すと複数台を一度に登録できるとあったので、2つとも電球をソケットにはめて同時にセットアップ。接続できるWiFiは 2.4GHz帯だけなので注意を。

Amazon Echoとの連携もプラススタイルのスキルを有効にしてアカウント連携(ログイン)させるだけです。


音声操作での色設定

スマートLED電球 型番:PS-LIB-W02 取扱説明書 | +Style (プラススタイル) の「スマートスピーカー音声コマンドの例」に音声でコントロールできる一覧があります。調色については「電球色//昼光色」の設定例がありますが、他に音声で設定できる色があるかを確認してみました。

+Styleのアプリでの調色はパーセンテージでの指定ですが、音声では

Alexa, ダウンライトの色を100%にして

とは、できませんでした。Alexaアプリで登録されたデバイスを確認してみると色の指定で「電球色/ソフトホワイト/白色/白昼色/昼光色」とあります。

それぞれを音声操作で設定できるかを試してみました。白色だけは、「はくしょく」「しろいろ」では変更できず、取扱説明書にあるように「しろ」でしたが、「電球色/ソフトホワイト//昼白色(ちゅうはくしょく)/昼光色(ちゅうこうしょく)」には設定できました。

Alexaアプリでのデバイス色

昼光色が色設定100%ではない

商品説明では、調色について、電球色(2700K)から昼光色(6500K)で調整できるとあります。

しかし

Alexa, ダウンライトを昼光色にして

と昼光色にした後に+Styleアプリで調光・調色を確認してみると、調色は 70%となっています。

 +Styleアプリで昼光色を確認

同様に ”電球色” も 0%ではなく 27%でした。

下表が、音声操作で色を設定したときの +Styleアプリで確認した値です。

パーセント
電球色 27%
ソフトホワイト 27%
白色 40%
昼白色 55%
昼光色 70%

ソフトホワイトは電球色と同じです、、、。

音声コマンドでは上表の値にしか設定できないので色合いを0%や100%にしたい場合は、+Styleのシーンで

  • 電源:オン
  • 明るさ:100%
  • 黄色-白色:100%

のように設定して、定型アクションでシーンをコントロールするなどの工夫が必要となります。

下写真の左の色が0%、右の色を100%にした色合いですが、100%で設定するとかなり青白く感じますので、昼光色以上は不要かもしれません。

電球色と昼光色???

グループ化はAlexaアプリで

複数のダウンライトは、グループを作成すると音声操作が便利になります。例えば「キッチン」「ダイニング」「ダウンライト」などのグループ名で複数のデバイス(LEDスマート電球)を登録しておけば

Alexa, ダウンライトを昼白色にして

とか

Alexa, ダウンライトを消して

と言って、複数のLEDスマートライトをコントロールできます。

+Styleアプリでもグループを作成できますが、Alexaアプリでは、他社製品を組み合わせてグループを作成することができます。

TP-Link スマートLEDライトを含めて全てのスマートライトを”電気”というグループに登録しているので、

Alexa, 電気を点けて/消して

で全ての照明のON/OFFをできようにしています。また、

Alexa, 電気を10%にして

と言えば、就寝までのくつろぎの時間を仄かな灯のもとで過ごすことができます。


リモートワークでは昼光色に

仕事をするときには昼白色にしています。昼光色の方が細かい文字などもくっきりと見えますが、長い時間だ昼光色にしていると目が疲れます。そして仕事を終えると電球色に切り替えています。

調色ができる+Style スマートLED電球 E17にして正解でした。

必ずしもダウンライトで調色が必要だとは思いませんが、仕事、勉強、読書をする場所であれば調色ができるタイプをお勧めします。

また電球色より昼白色の方がナチュラルな色合いで見えるのでキッチンや洗面所のダウンライトをスマートライト化するのであれば同様に調色タイプの方が適しているのではないかと思います。


もっとスマートライトっぽく使うには

+Style スマートLED電球は、

  • スケジュール設定
  • 日の出、日の入り時間(地域設定)
  • 外温度、外湿度、天気、風速(天気情報)
  • 出発/到着(スマホ位置情報)

で照明をコントロールすることができます。例えば、常夜灯として使うのであれば、調光で暗めにして、日の入りで点灯して、日の出で消灯といった設定もできます。

個人的には、生活の場となる部屋にある照明については、音声操作で十分と考えていますが、セキュリティやペットのためにスマートライトを活用するというのも使い方としては考えられます。


スマートホーム化を支えるWiFiルーター

スマートホーム化が進むと、自宅のWiFiに接続する機器が増えます。今回、紹介した+Style スマートLED電球も2.4GHz帯へのWiFi接続が必要ですが、スマートホーム化による2.4Ghz帯に接続している機器が12台となりました。

  • スマートLED電球 E26 ×4
  • スマートLED電球 E17 ×2
  • スマートプラグx5
  • スマートリモコン

接続する台数が増えるとWiFiスピードが遅くなったり、接続台数オーバーで切断されてしまいます。スマートホーム化の折にはWiFiルータの強化も併せて検討しましょう。

TP-Link Archer A10


TP-Link Archer A10 は、値段の割に高性能です。最大接続数が48台、同時に複数の端末と通信し、高速接続を実現するMU-MIMOという技術が使われています。要はたくさんの端末を接続できて、高速でのWiFiを提供してくれます。また5GHzと2.4GHzでSSIDを分けらます。

このWiFiルーターも、できることは少ないですが、Alexaで音声コントロールが一部可能です(ブリッジモードでは音声操作できません)。

Alexa, ゲストネットワークを有効にして/無効にして

といえば、ゲストネットワークのコントロールが音声でできます。

今回は仕事をするダイニングテーブルの上にあるダウンライト2つをスマートLED電球に換えましたが、次はキッチンかなと考えています。

2020年8月2日

テレワークに最適なDCモーター扇風機(BALMUDA GreenFan LE)

BALMUDA GreenFan LE / dyson hot&cool

リモートワークで終日エアコンを点けていると電気代が気になるので、Dyson Hot+Cool ファンヒーター を併用して使っていました。

Dyson Hot+Coolは、冬はファンヒーターとして、夏は扇風機としてオールシーズン使える優れものですが、扇風機としては物足りなさを感じます。

  • 音が気になる
  • 風が局所的

カタログ値は、涼風モードで 30.9db / 50.8db です。風量3では送風音は気になりませんが、風量を4以上にすると結構な音になります。

また角度調整はできるものの本体の高さが59.5cmと低いため、スタンディングスタイル(象と散歩: テレワークは立って仕事をしろ!)で仕事をするときには、下半身にしか風が当たりません。少し距離を置いて「上半身にも風を」と思うと、風量を強くしなければならず、ファンの音が気になります。

ということで、リモートワーク環境を快適にするための扇風機を探してみました。

最初に検討したのは、同じDysonの扇風機専用の Dyson Cool AM07 です。高さが100.7cmあるのでスタンディングスタイルでの仕事のときにも問題なさそうです。また「ヘルムホルツ式空洞を採用してモーター音を吸収させることによって27.3dBという運転音を実現」とあるので AM05 より静かです。

ただ、同じような選択では能がないし、NHK 朝の連続テレビ小説ドラマ「半分、青い。」のモデルとなったバルミューダー が気になります。

バルミューダ の ”エコで自然の風に近い微風” という謳い文句は素敵ですが、DCモーター扇風機は値段が高くて高嶺の花でした。

しかし、働き方が大きく変わってきたいま、在宅での仕事環境をエコで快適にすることは必須となってきています。


DCモーター扇風機の特徴

一般の扇風機で使われているACモーターは交流で、DCモーターは直流で動きます。

交流は電気の流れる向き、電流、電圧が周期的に変化します。一方、直流は、電気の流れる向き、電流、電圧が一定しているので低速回転でも安定して稼働します。

DCモーターの扇風機には、

  • 低回転での微風が得意
  • モーターの振動が少なく静音
  • 消費電力で省エネ
  • ACモーターの扇風機に比べて高価
  • ACアダプタが大きい

といった特徴があります。


扇風機の羽根の枚数と形状

下写真はバルミューダーグリーンファンの羽根です。普通の扇風機の羽根と比べて独特な構造で、風の渦成分を無くして面で送るために二重構造にしているそうです。

バルミューダー グリーンファンの二重構造羽

昭和な扇風機の羽根の枚数は3-4枚というイメージがありますが、いまは5枚をベースに7枚、8枚と多枚数羽根の扇風機も多数あります。

扇風機はモーターで羽根を回して、1枚1枚の羽根が風を作り出しているので、厳密には断続的に風が発生しています。この羽根の枚数を増やせば、より連続した風に近くなりますが、枚数が増えれば抵抗も大きくなり、消費電力と騒音が増えます。

良質な風を効率的に発生させるためには、風の量・面積、風の質、静音性、消費電力などのバランスを考えた形状と枚数の羽根が必要です。

ドウシシャ カモメファンは、プロペラ制作を専門とする ナカシマプロペラ株式会社 が協力してカモメの翼を模した形状と素材にしています。

また シャープの扇風機 は、2,000km以上の長距離の旅をするアサギマダラ蝶の羽を模しています。何れもバイオミメティックス(生物模倣技術)で自然の生き物から学んでいます。


リモートワークでの扇風機の選び方

基準としたのは、「心地よい風を遠くまで静かに届ける」というコンセプトを持つ Kamamefan と GreenFanです。

リモートワークに最適な扇風機は、また長時間使うのでエコで、使うことにワクワクできるとことが大切です。

心地よい風” のイメージは、夏の日の木陰に流れる ”そよ風” で、部分的ではなく全身で感じられる自然に近い風です。

静かさ” には、モーターの音、羽根が回る音、そして首振りの音の静かさも大切です。

また ”ワクワク” できるというのは、機能性、デザイン性 が大切です。

扇風機は羽が回って風を送る機会ですが、遠くまで静かに心地よい風を届けるというのは、こだわりと技術力が必要です。

静かさを表すdb(デシベル)を表示をしているものは多くありますが、遠くまで風を届けるというのを定量的に示しているたのは、Kamamefan、GreenFan の他に、三菱電機 SEASONS(シーズンズ)がありました。


キャッチコピーの比較

各社のキャッチコピーが下記になります。

  • 再現するのは自然界の風(バルミューダ グリーンファン )
  • うちはやさしい風がふく。(ドウシシャ カモメファン)
  • 心地よい風を、静かに、部屋の隅々まで。(三菱 シーズンズ)

バルミューダ のキャッチは技術屋の魂の叫びのようで、コンセプトが明確です。

三菱のキャッチコピーは、大手家電メーカーらしく説明的ですが、機能がよくわかります。ちなみに無印良品のDCモーター扇風機 MJ‐EFDC3は、三菱電機 SEASONS の OEM商品です。

しかし、MUJIのキャッチコピーは 風と暮らす と説明的なキャッチではありません。

カモメファンもMUJIと同じくモノよりコトを感じさせるキャッチですが、動画ではコンセプトムービー(コト)とプロダクトムービ(モノ)の両バージョンがあります。



性能比較

数値で3社の性能を比較したものが下表になります。

 
メーカー 商品 動作音
最小/最大
到達距離 消費電力
最小/最大
高さ
低/高
角度調整
上/下
角度調整
左/右
バルミューダ グリーンファン 13db/ 15m 2w/20w 46.7cm/86.7cm 19°/11°(7段階) 75°/75°
三菱電機 シーズンズ 12db/30db 10m /12w 58cm/102cm 上:0°-90° 90°/90°
ドウシシャ カモメファン 11.3db/ 11m 1.4w/18w 57cm/93cm 90°/30°(4段階) 75°/75°

何れもデザインはモノトーンでシンプルです。扇風機のポール(支柱)が伸長式のものより、継脚タイプの方がすっきりとしてシンプルさが強調されます。ポールを外すことで高さを調整するので上表で高さが2パターンとなります。


心地よい風とは

上表の数値では、”心地よい風” なのかが分かりません。体験はできませんが、風が届けられる様子は動画で確認できます。下記はカモメファンの風が届けられる様子です。

バルミューダ グリーンファンは、

大きく広がる風

大きく広がりゆっくりと進む風が特徴のグリーンファン。

一般的な扇風機に比べ、約4倍に広がる風はまさに自然界の風のようにやさしく包みこむ気持ちよさです。

【引用】風の気持ちよさ | The GreenFan | バルミューダ

とあり、梱包されている箱にも風が広がるイメージが印刷されていますが、

風が違う。だから、いつも気持ちいい。

動画で見る方が風の広がり具合がよく分かります(風の気持ちよさ | The GreenFan | バルミューダ)。自然の風と扇風機の風を計測し、違いとして現れた風の渦をなくすことに成功させたグリーンファン は、工学的視点の賜物です。


バルミューダ GreenFan LEに決めた!

カモメファンは購入を検討した時点で、【完売御礼、2020年入荷予定なし】 と悲しきお知らせが。Amazonや楽天で購入できるけど定価より高い、、、。

2021年の販売が再開されていました。カモメファンの購入を検討されるのであればお早めに。(2021年4月27日 追記)

三菱電機 SEASONS は、3D立体首振りモデルでなければ、2万円を切った価格で販売されていて、風に対するこだわりも感じられます。しかし、風の広がる動画を見てしまうと、どうしてもバルミューダ グリーンファンに心惹かれてしまいます。

ワクワクさせてくれそうだけど、価格はドキドキなグリーンファンには、 The GreenFanGreenFan LE があり、スタンダードモデルのGreenFan LEなら何とか手が届きそうです。サイトには、

The GreenFanとGreenFan LEの違いは何ですか?

GreenFan LEは2010年に発表した初代グリーンファンのデザインを踏襲したスタンダードモデルです。

The GreenFanは特徴的な二重構造による風の心地よさはそのままに、コードレス対応(オプション)や首振り範囲を好きな角度に設定できるどこでもターンなど、デザイン・機能を一新したMade in Japanの最新モデルになります。

【引用】The GreenFanとGreenFan LEの違いは何ですか? | バルミューダ

との説明があります。GreenFan LE は日本製ではなく台湾製ですが、基本的な性能に差はありません。価格も1万円以上違うので GreenFan LE をポチり。


バルミューダ GreenFan LEを使ってみて

GreenFan LEは、買ってよかったと思える逸品でした。性能としてだけでなくデザインも気に入っています。扇風機なのに電源を入れる度に ”ワクワク感” があります。

たかが扇風機、されど扇風機です。

全身で風を感じられるので、室温が28°以下であれば扇風機だけでも十分快適です(猛暑日も快適までとはいきませんでしたが、扇風機だけで凌げました)。エアコンを使うときにもサーキュレーターとして使っています。

音もとても静かです。風量1は「蝶2羽のはばたき」とありますが、点けていることを忘れてしまいます。風量を3まで上げると多少音はしますが、少し離れたところに置けば駆動音が気になることはありません。また首振り音もとてもスムーズで静かです。

身体を冷やしすぎない微風は、仕事中だけではなく睡眠時にも向いています。まさに微風(びふう)ではなく微風(そよ風)です。

これで、思う存分、仕事に集中できます(笑


リモートワークでは書類が飛ばない“微風”が重要

これは使ってみて気が付いたことですが、テレワークにおいては、DCモーター扇風機の ”微風が得意” という特徴が重要でした。微風ならテーブルに広げた書類も風で舞うことがありません。


バルミューダ GreenFan LEの残念なところ

”ワクワク” させてくれる GreenFan だからこそ、ACプラグとリモコンがちょっと残念です。

DCモーターは、直流(AC)から交流(DC)に変換しなければならないので、ACアダプタが電源トランス方式で大きくなるというのは仕方がありません。

しかし、チープな黒物ガジェットのACアダプタのようなデザインは、何とかならなかったのでしょうか。またコードも黒でヨレヨレになるタイプです。

アクセサリ(消耗品・専用パーツ | バルミューダ)で別売しているマルチプラグアダプターもありますが、写真を見る限りあまり期待はできなさそうです。

バルミューダ グリーンファンのACプラグ

またリモコンは、シンプルで本体のスイッチと同じ並び順で使いやすいですが、こちらも黒で本体とのカラーの統一がありません。またリモコンの置き場所に困ります。

バルミューダ グリーンファンのリモコン

ダイソンの磁石でリモコンが本体に引っ付くというのは、羽根なし扇風機というのと同じぐらい感動でした。

ダイソンの磁石で本体に付くリモコン

バルミューダーの Green Fan は、"ものづくり"への"こだわり"を強く感じさせてくれる扇風機です。是非、ACプラグやリモコンも含めたトータルの "こだわり" をお願いいたします。


Alexa と連携する

電源をOFFにしても風量、首振り有無を覚えているので、

象と散歩: Alexa + スマートリモコンでスマートホーム化の促進で紹介している、スマートリモコン(ラトックシステム RS-WFIREX4)に登録して

Alexa, グリーンファンを点けて/消して

と、電源をON/OFFを音声コントロールにできます。

残念ながら、風量や首振りを変更するときは上部のスイッチで手動切り替えが必要です。

バルミューダ グリーンファン 本体のスイッチ部

ジェネリック?DCモーター扇風機

siroca(シロカ)のDCモーター扇風機は、デザイン性も高く、値段も手頃です。

「静音」、「省エネ」、「低速回転での微風」という観点でDCモーター扇風機をというのであれば、安価なDCモーター扇風機でもいいのかもしれません。しかし、風にこだわるのであれば、扇風機が生成する風がどのようなものなのかが知りたくなります。

シロカ独自の「ふわビューン技術」(ふわりとした微風からビューンと遠くに届く強風まで、幅広い風速を実現)として風についても謳われていました。動画では風のイメージがあります。(2023.5追記)

下記のようにDCモーターならではの微風と直進性の高いパワフルな風というのがThe日本の技術という香りがします。

  • 心地いい眠りをもたらすやさしくムラのない静かな風
  • 部屋全体を効率よく換気できる遠くまで届くパワフルな風

扇風機の選択にあたって、何m先まで風が届くのかというカタログ値と、生成される風が届く様子が確認できる機種から選択しましたが、オンラインで商品を比較するときには、機能を目に見える形で表現して伝えるということは大切です。多少高額であってもよいものであるということが伝われば選択されます。

製品のこだわり(魅力)が購買者に正しく伝われば、価格競争という負のスパイラルから脱却できるのではないでしょうか。

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