Amazonの初売りでアズマ工業の 匠125 匠箒 短柄 が特選タイムセールになっていたので、思わずポチリと。
年末に、
『US103 床を優しく掃けるほうきS』も、まだまだ現役として頑張れそうなので、くたびれてきたら次を考えたいと思います。
と書いたばかりでしたが、物欲には勝てませんでした。
匠125 匠箒 短柄 は、最初の1本としてお勧めした「短柄 手編みホーキ 匠」よりワンランク上の商品ですが、特選セールで 短柄 手編みホーキ 匠 よりも安くなっていました。
カーバー箒と手編み箒を比べてみる
下写真の左が以前から使っていたカバー箒「US103床を優しく掃けるほうきS」、右が新しく購入した手編み箒「匠125 匠箒 短柄」です。
写真からもわかるように明らかに違うのは穂の量です。
穂幅の4cmの差よりも、厚さ2cmの差で穂の量に大きな差があります。手編みという特性上、全体的に穂の量が多く、その分、重さでも130gの違いがあります。
床を優しく掃ける
ほうきS
|
匠125 匠箒 短柄 | |
---|---|---|
長さ | 77cm | 82cm |
穂幅 | 29cm | 33cm |
厚さ | 3cm | 5cm |
重量 | 270g | 400g |
通常価格 | 1,880円 |
5,280円 |
手編みの美しさ
アズマ工業の「匠125 匠箒」は、タイで生産されています。手編み箒という日本の伝統文化が、タイの職人によって脈々と引き継がれています。
タイの箒職人による編み上げは、丁寧でしっかりしていています。
この素晴らしい技術を日本でも絶やさないようにしてもらいたいと願う次第です。
TRADITIONAL CORN BROOM – Libman.com をみると、米国でもBroomcorn(ホウキモロコシ)の箒が伝統的な箒とあります。和のデザインとコシとしなやかさを持つ高品質のホウキモロコシを使った長柄箒であれば、エコやSDGsといった観点からも欧米でも室内掃除用具として受け入れらるのではないでしょうか。
掃き心地の違い
130gは、片手での掃き掃除では結構感じる重さです。アズマ工業が、カバー箒を作った理由のひとつが「軽い箒」というのが頷けます。
その重さの違いから、カバー箒では「サッ、サッ、サッ、サッ」というテンポで掃いていましたが、手編み箒では「サーッ、、、サーッ」とゆっくりとなります。
穂の量が多い分、1回で掃き出せる量も多いですが、掃くペースが異なるのでトータル的には同じように思えます。しかし、カーペットなど敷物の上を掃くときには、穂の密度が高い分、隙間に入り込んでいる細かいゴミをしっかりと掃き出してくれます。
総合的に考えると、手軽さではカバー箒、丁寧な掃除では、手編みに軍配が上がります。
座敷箒の使い方
座敷箒は、フローリング、畳、絨毯(じゅうたん)、カーペットと、どこにでも使えます。
力を入れずに穂先を立てて優しく掃くことで、座敷箒の「しなやかさ」を生かすことができ、埃やゴミをしっかり捉えます。柄を軽く持つと力を入れずに掃けます。
- 柄を軽く持つ
- 穂を立てる
- 力を入れずに優しく掃く
この3つが座敷箒を使った掃き掃除の基本です。
あとは、フローリングや畳の目に沿って掃き掃除をしていきます。
サスティナブルな座敷箒
説明書きに「箒は正しく扱っていただく事で、何十年もの間使い続けることができます。どうぞ大切にご使用ください。」とあります。
「手編み箒ってそんなに長持ちするの?」と驚きですが、正しく扱うのひとつに収納があります。
穂先が床に着いてた状態で収納していると穂先に癖がついてしまうので、吊り下げて収納します。また穂先に癖がついてしまったときには、穂全体を水(ぬるま湯)に浸して形を整えて乾かせば再生します(カバー箒で実践済み)。
手編み箒は、大切に使おうという気持ちにさせてくれますし、長く使っていれば愛着も湧いてきそうです。
シールはドライヤーで剥がす
匠125は、Amazonの製品紹介の写真にあるように柄の部分に緑色のシールが貼られています。そんなに自己アピールしなくてもと剥がそうとしましたが、粘着力が強いシールで、手ではキレイに剥がせそうにありません。
アズマ 匠125 匠箒 短柄(Amazon) |
ドライヤーを使うとキレイに剥がれます。柄にシールのベタベタが少し残りますが、中性洗剤をティッシュに付けて擦れば落とせます。
ドライヤーを使うときは、シールを熱して無理せず剥がせるようになってから、少しづつゆっくりと剥がしていけば、下記のようにシールを破らずに剥がすことができます。
商品タグ止め
「US103 床を優しく掃けるほうきS」も同じでしたが、商品タグが太いステープラーで箒に打ち込まれています。
これは、マイナスドライバーを差し込んでテコの原理で引き抜けます。
掃除を見直そう
「なぜ掃除機を使うのか?」ということに疑問を持つこともなく、掃除機を使い続けていました。掃除の基本である「掃いて」「拭く」を改めて考えるきっかけとなったのは、コロナ禍の新しいライフスタイルからです。
時間のない生活下では、ロボット掃除機という選択肢は考えましたが、箒で掃き掃除をしようという発想はありませんでした。
しかし、実際に箒を使ってみると「掃除=掃除機」という固定概念がなくなり、掃除機の必然性も感じなくなりました。
下記のブログも併せて読んで、フローリングワイパー、粘着式クリーナーと組み合わせて、テレワーク前の朝の掃除時間を楽しんでください。