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Post Date:2009年7月19日 

iPod touch をOS3.0にアップデート





OS3.0がリリースされてから1ヵ月、iPod touch 8GにインストールしているアプリケーションもすべてOS3.0対応版がリリースされたので、そろそろアップデートしようと思っていました。アプリケーションやデータが移行されるのかが不安だったので、3連休の初日にOS3.0にアップデートです。iPod touchOS3.0にアップデートする場合は、有料で1,200円です。

iPod touchをPCに接続して、iTunes store の iPod touchソフトウェアアップデートからOS3.0を購入すると自動的にアップデートされます。心配していたデータやアプリも問題なくすべて移行されていました。


OS3.0の新機能

iPod touchをOS3.0にバージョンアップすると、アプリケーション間でコピー&ペーストができるようになりとても便利になりましたが、それ以外でもiPod touchで授かる恩恵は多いです。

Wi-Fi 自動ログイン
Wi-Fiホットスポットに一度ログインすると、iPod touchがユーザ名とパスワードを記憶して、再接続する時に自動的にログインします。

この機能によって、Wi-Fi自動接続アプリの「Easy Wi-Fi」はその役目を終えましました。3.0.78にバージョンアップされ現在は無償で提供されています。

Safariがもっと便利に
より高速になり、ユーザー名パスワードの自動入力の追加など。




高速になったかどうかは実感がありませんが、iPod touchのsafariも便利な機能が追加されています。

自動ログイン機能もそのひとつです。毎回IDとパスワードを入力するのは面倒です。自動ログインを有効にするには、「設定」=>「自動入力」の「ユーザー名とパスワード」を「オン」にする必要があります。

上記設定後は、サイトにアクセスしIDとパスを入力すると右図のように、「このパスワードを保存してもよろしいですか?」とコンファメーションがあります。



また何気に便利なのが、リンクを長押しすることによって新しいページでサイトを開くことできるようになりました。リンクを長押ししていると、左図のように訊かれます。「新規ページで開く」とすると新しいページでリンク先を開くことができます。

「コピー」を押すとURLがコピーされますので、メモ帳やメールなど、他のアプリケーションにURLをペーストすることができるのも便利です。

PCのブラウザに機能的に追いついてきています。







2倍速、1/2倍速での再生

ミュージックで2倍速と1/2倍速で再生できるようになりました。これは、とても便利です。

右図「1X」を押すことにより、倍速と1/2に変更することができます。ニュースなど通勤途中にポッドキャストを聞いていますが、時間を短縮して聞くことができます。早速、2倍速でポッドキャストを試聴してみましたが、問題なく聞き取れました。

また英会話など語学の学習には1/2で再生するといいかもしれません。

左図中央の30のマークを押すと30秒前に戻ります。聞き逃してしまった場合になどスライドバーでは調整しづらかったので、30秒だけ戻れるのは便利です。





計算結果のコピーと入力間違え

電卓の計算結果がコピーできるようになりました。またペーストもできます。それ以外にも数字を入力を間違えた場合に、数字部分をスワイプ(右から左に指でなぞる、若しくは右から左に指でなぞる)すると1桁削除されます。クリアしなくても1桁だけ削除できるのはちょっと便利です。








iPod touch O3.0のアップデートに1,200円の価値は十分にあると思いました。

Post Date:2009年7月15日 

7月といえばノコギリクワガタ(2009)

2008年7月6日に「7月といえばノコギリクワガタ」というタイトルでブログをアップしましたが、今年もノコギリクワガタの季節となりました。

法事で中央線の国立府中ICの付近に出かけていました。法事が終わってから親族で早めの夕飯にでかけたのですが、食事を終えお店をでると辺りはトワイライトの世界。ここから少し足を伸ばせば、いつも訪れている八王子郊外のクワガタ収集ポイントです。しかし、今日のスタイルは昆虫採集に最も似合わないダブルの礼服です。懐中電灯も持ち合わせていません。

しかし...、

気になったら先ず行動です。樹液がでているか、路脇のコナラをチェックするぐらいならできます。

例年であれば有望なポイントである、山道沿いの住宅街にあるのコナラの大木に到着したのは日が完全に沈んで暗くなった頃でした。礼服での昆虫採集に、若干の引け目を感じ、人がいないことを確認してから車を降ります。暗がりの中、iPod Touchを懐中電灯代わりにコナラをチェックしますが、道路面には樹液がでていません。

仕方がないので、礼服に黒革の靴で藪に足を踏み入れます。

裏側には少し樹液がしみ出している部分があり、カナブンや蛾が僅かな樹液に群がっています。暗い部分はiPod Touchを頼りに目を凝らして見ていると大きな黒い影が見えます。コクワガタかと手を伸ばして捕獲してみると、ノコギリクワガタでした。

少し早い時間帯でしたが、ちゃんといました。一匹捕獲できたので本日は終了。また日を改めて出陣です。

ノコギリクワガタ

写真は、自宅に戻ってから撮影したものです。結構立派な顎です。

そういえば、まさに昨年捕獲したノコギリクワガタ達の子孫がケース内で羽化してきています。ノコギリクワガタは羽化した後、成虫の姿で更に1年休眠します。活動を始めるのは来年のこの時期です。

下の写真は、6月にサナギになっていたノコギリクワガタを撮影したものです。

ノコギリクワガタのサナギ
Post Date:2009年7月13日 

KJ法の川喜田二郎氏逝く

10日付けの新聞の訃報覧にKJ法の創始者である文化人類学者の川喜田次郎(かわきた・じろう)氏が8日に死去されたと掲載されていました。ご冥福をお祈り致します。

さて、このKJ法ですが、WikipediaのKJ法では以下のように説明されています。
川喜田は文化人類学のフィールドワークを行った後で、集まった膨大な情報をいかにまとめるか、試行錯誤を行った結果、カードを使ってまとめてゆく方法を考え、KJ法と名付けた。またチームワークで研究を進めてゆくのに効果的な方法だと考え、研修方法をまとめ、『発想法』(1967年)を刊行した。

【引用:Wikipedia】
その昔、問題解決や、ブレインストーミングで付箋紙をホワイトボードにペタペタと貼り付けた記憶があります。KJ法とは、キーワードをノードと捉え、グルーピングを繰り返すことにより、ノード間の関係性を推察することによって意味のある結合や新たな発想を得ることができる手法です。このノード間の関係性の推察というのは、マインドマップと同じ発想だと思います。

「衆知を集める」法としてKJ法は評価されて企業で採用され、マーケティングでも活用されていましたが、KJ法を実践しようとすると、カードに記載されるコメントのレベルが異なる、コメントとコメントの関係性を見いだせない等、トレーニングをしていない参加者にはハードルの高い手法でした。そういった意味からも文書から単語レベルにおとしたマインドマップの方がより特徴づけられて記憶に残ることと、文章よりも単語の方がイメージが広がるということが納得できます。何れにせよ参加者でカードの意味を確認し、情報の共有化を行わなければなりません。またその場で作成されたアウトプットを他者に開示しても、説明がなければ理解されるものではありません。

立花隆氏は、自著の「知のソフトウェア」(講談社現代新書)でKJ法について下記のように評しています。
KJ法のごとき発想、つまり、思考過程を普遍的かつシスティマティクな物理的作業手順に分解することによって、これまで意識内作業であったものを物理的作業に置き換えることができるという発想は、コンピュータにはふさわしいが、人間にはあまり向かない。」

【本文から抜粋】






しかし、暗黙知である発想法を体系化しプロセスとしたことは、やはり偉大なる功績ではないでしょうか。私のような凡人には、ひとりですべてを発想できるだけの能力もないので、何人かの手を借りて知識と情報を補う必要があります。そのためには多少時間を要したとしても体系化されたプロセスが与えられたことは大きな意義があります。ここ数年はマインドマップを利用していますが、KJ法は日本人が考案した素晴らしい発想方法の体系化であると思います。「発想法」「続・発想法」と40年も前に発刊されている本ですが、一読の価値はあると思います。

発想法-創造性開発のために(中公新書)
著者:川喜田二郎
価格:693円
出版社:中央公論社
発売日:1967/06



続・発想法-KJ法の展開と応用(中公新書)
著者:川喜多二郎
価格:861円
出版社:中央公論社
発売日:1970/02





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