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Post Date:2015年7月12日 

Withings WiFi 体重計 に機能追加されて更に便利に

素晴らしきかなWiFi体重計(Withings WS-50)」で紹介した Withings Smart Body Analyzer WS-50 の特徴は、WiFi機能が付いたヘルスメーターなので、体重測定時にデータを転送するためのスマホを必要としません。

測定されたデータは、WiFi経由で直接ネット上の Withings Health Mate に蓄積され、そこからスマホの Withings Health Mate アプリがデータを取得する方式になっています。

ダイエットの第一歩は体重の可視化です。BLE(Bluetooth)でスマホにデータを転送するタイプのヘルスメーターだと、体重測定するためにスマホのBlutetoothをONにしたり、近くに持っていかなければならないというのは面倒です。ヘルスメーターの前に立ったら、いつでも直ぐに体重測定ができるというのは継続のためには大切なことです。

そんな便利な、WiFi体重計の Withings Smart Body Analyzer WS-50 ですが、この春に新しい機能が追加されました。


体重計に天気予報を表示

weather forcast

以前は体重測定時に雨天予報があるときだけ表示されていましたが、天気予報そのものが表示されるようになりました。

左側に午前(6:00-12:00)、右側に午後(12:00-9:00)の天気予報と平均気温で、19:00以降に体重測定をした場合には、翌日の天気予報が表示されます。

天気のアイコンは、下記の左から、晴れ、曇り、晴れ時々曇り、雨、嵐、雪の6種類です。

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朝と夜に体重測定をしているので、傘が必要なのか、服装をどうしようかと考えるのにちょっと気が利いています。


天気予報の設定

① Withings Health Mateアプリのメニューからマイデバイスを選択して、Smart Body Analyzer を選択

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② WBS SETUP LOCATION を選択

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③ 検索ボックスに都市名を入れるか現在地のアイコンをクリック

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朝のモチベーション アップのために前日の歩数を表示

活動量計として Withings Pulse アクティブトラッカー を使っていれば、体重測定時に前日の歩数(ステップ数)も表示されるようになりました。朝、体重測定をするときに、前日にどれくらい歩いたかが表示されれば、測定した体重と比較して今日のモチベーションにつながります。

mornig motivation

またマイデバイスから Smart Body Analyzerを選択して画面のカスタマイズから表示の有無と順番を変更することができます。

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体重に関しては順番と表示有無の設定はできませんが、脂肪量(BMI)、Weather(天気予報)、心拍数、空気の室(CO2量と気温)、歩数の表示の有無と順番は好きに変更することができます。心拍数を非表示にすれば、測定時間を短くすることもできます。

ネットにつながる体重計ができること

外部データの活用として天気予報の表示とネットワーク上に蓄積されているデータの活用として前日のステップ数が表示ができるようになりましたが、ネットにつながっている利点はもっと活かせるのではないかと思います。またWithingsが蓄積しているビッグデータも活用できそうです。

ヘルスメーターのディスプレイで表現できる情報の制限はありますが、先週の平均体重からの増減差異であったり、目標体重に向けて順調に推移しているのかどうか、他のデータと組み合わせた総合的な健康状態、今日はどのくらい歩いたらいいかなど、今後の機能拡張に期待です。

Post Date:2015年7月6日 

60秒で眠れる、快眠もストレスフリーも思いのままの呼吸法

呼吸法について調べていたら、「たった60秒で眠れる”4-7-8”呼吸法」という記事(A Life Hack For Sleep: The 4-7-8 Breathing Exercise Will Supposedly Put You To Sleep In Just 60 Seconds)を見つけました。

入眠障害でなくても、明日は早く起きなければというときほど眠れなかったりするものです。たった1分で眠りに落ちることができるのであれば、ホワイトノイズを聴いたり、羊を数えたりするより有効かもしれません。

ちなみに羊を数えるのは Sleep(睡眠)と Sheep(羊)のスペルが似ているからだけで何の根拠もないそうです。


4-7-8 呼吸法とは

たった60秒で夢の中に眠りに落ちることができるとされる "4-7-8"呼吸法は、WEIL™(Andrew Weil, M.D.)が提唱する3つの呼吸法のひとつで、Breathing: Three Exercises - Dr. Weil に説明があります。


4-7-8呼吸法のやり方

  1. ”ふぅー”と音をたてながら口から息を全部吐き切る
  2. 口を閉じて鼻から静かに4秒で空気を吸い込む
  3. 息を7秒止める
  4. ”ふぅー”と音をたてながら8秒かけてゆくっりと口から息を吐き出す
  5. これを1呼吸として2-4を3回繰り返す(計4回)

舌の先は上の前歯の根元にあて、舌の周りから息を吐きます。これが難しいようであれば口をすぼめて息を吐きます。鼻から静かに息を吸って、口から音を立てながら吐き出します。舌は常に前歯の根元にあてておきます。

息を吐く長さは吸うときの2倍です。4秒、7秒、8秒という時間が重要なのではなく、4:7:8という比率が大切です。もし呼吸を維持できなければ4:7:8の比率を維持しながら短くします。練習していくとより長い時間をかけて深い呼吸ができるようになります。

初めて1か月は、4回の呼吸とし、慣れてきてから8回へと呼吸の回数を増やします。初めてのときにめまいを感じたとしても次第に慣れるので心配はありません。

と、いうのがアンドルー・ワイル博士の説明です。

実際に試してみると息を吐くことを意識するのが大切だとわかります。舌を上の前歯にあてるのは、ゆっくりと息を吐くためです。息を完全に吐き切れば、新しい酸素を身体が欲するので自然に息を吸うことができます。


深い呼吸でリラックスできる

呼吸は、唯一、自律神経を意識的にコントロールできる方法です。息を吸ったときには、交換神経が優位となって緊張します。また息を吐いたときには、副交感神経が優位となるので、お腹をへこませながらゆっくりと息を吐くことで、脳波がα波、θ波の状態になり、セロトニンが排出されることによってリラックスできます。

ダニエル ゴールマンの「EQ~こころの知能指数」での造語である”偏桃体ハイジャック”(英語:Amygadala Hijack)で情動、感情をつかさどる原始的な脳である偏桃体が、理性の前頭葉をハイジャックした場合の対処も「ゆっくりと息を吐くことが大切」とあります。やはり、リラックスするための呼吸法の基本は、ゆっくりと息を吐くことです。

古来、落ち着くために「深呼吸、深呼吸」と言われています。

”4-7-8” 呼吸法では4秒間、息を止めますが、ヨガでも息を止める呼吸法があります。ヨーガ―・スートラ(ヨガの聖典)の中で、八支則(はっしそく:悟りに至るまでの8段階)の4番目として記載されているプラーナ―ヤーマ(調気法)です。プラーナ―ヤーマではクンバカ(保息、留息、止息)を重要としています。

ヨガでは呼吸法というよりは、気、生命のエネルギーであるプラーナーを調整する方法として説明されています。

"4-7-8"呼吸法は、このヨガのプラーナ―ヤーマに考え方が近いと思います。腹式呼吸でとは記載されていませんが、実際にゆっくりと息を吐き出す深い呼吸をしようとすると自然と腹式呼吸になっています。


How to Perform the 4-7-8 Breath

英語の説明ですが、in(吸って)、hold(止めて)、out(吐いて)に合わせてカウントが出ますので、上記の説明を読んでから見れば雰囲気は掴めると思います。

これが、リラックスをして、睡眠を促すという"4-7-8"呼吸法ですが、ワイル博士の提唱する残りの2つの呼吸法についても記しておきます。


Stimulating Breath(Bellows Brath)

これは、ヨガでいうバストリカ呼吸法(英語:The Bellows Breath)です。バストリカ(英語:bellows)とはふいごのことで、鍛冶屋などが炉を高熱にするために火がよく燃えるように空気を送りこむ装置のことです。バストリカ呼吸法は、活力を高め、覚醒を増加させる呼吸法です。

  • 口を軽く閉じ、吸う長さと吐く長さを同じにして素早く鼻で呼吸します
  • 吸って、吐いてを1秒間に3回のスピードで繰返し、横隔膜を素早く動かします
  • 最初は15秒以上続けないで、徐々に5秒づつ増やしていき、最終的には1分を目指します

動画は、下記からご覧ください。

Dr. Weil's Breathing Exercises: Stimulating Breath

バストリカ呼吸法については、msn ヘルスケアのバストリカ呼吸法の方がわかりやすいかもしれません。


Breath Counting

禅など瞑想時の呼吸法です。

背筋を伸ばして、頭はやや前に倒す(首を垂れる)姿勢で座ります。静かに目を閉じ深い呼吸を繰り返します。呼吸を意識せずに自然に次の呼吸がくる感じです。静かにゆっくりとした呼吸が理想的ですが、呼吸の深さとリズムは様々です。

  • 息を吐くのに合わせて1-5を数えます
  • 5まで数えたらまた1に戻ります
  • 10分間上記を繰り返しながら瞑想します

動画は、下記からご覧ください。

Dr. Weil's Breathing Exercises: Breath Counting


睡眠を可視化しよう

"4-7-8"呼吸法をマスターするのに2か月とあるので、効果についてはまだわかりませんが、自分の睡眠を可視化することはできます。可視化することによって改善効果について確認することができます。

2017.01 更新
睡眠を可視化するには加速度センサーを使って身体の動きを検知するものが大半です。以前、Microsoft Band を使っていましたが、マイクロソフトバンドは、加速度のセンサーの身体の動きと睡眠時の心拍数を合わせて表示してくれていたので、自分の睡眠状態が非常にわかりやすかったのですが、昨年ご臨終されてしまいました。

下図が自分の睡眠時の心拍数ですが、薄色の棒グラフが加速度センサーによる睡眠の深度で上向きが覚醒、下向きの2段階に分かれている睡眠が、浅い眠りと深い眠りと判断されています。グラフ上の数字が睡眠を計測し始めてからの経過時間になりますが、ベッドに入ってから1時間でどんどんと心拍数が下がりますが、1.5時間後は身体の動きがなくなり心拍数が上がっていることからレム睡眠だったと推測できます。そこから2時間ぐらいは心拍数が下がりませんが、睡眠開始から3.5時間からまた心拍数がさがり、最低心拍数は49になっています。

睡眠時心拍数

睡眠時に心拍数を計測するタイプのガジェットがまた欲しいと現在模索中ですが、スリープテック製品が市場に多く投入されている中、新しい睡眠の計測方法ができるガジェットがでてくることを期待しています。

下記は2017.1時点で睡眠時心拍数を計測できる製品の中で使えそうかなと思っている製品です。

Post Date:2015年5月24日 

Brookstone の Boogie Board がちょっとだけいけてる理由

調べものをしているときや、計算をするときなど、ちょっとしたことをメモしたいときに直ぐに書ける Boogie Board(ブギーボード)は、とても便利です。

Brookstone Boogie Board

Boogie Board(ブギーボード)とは

ブギーボードは、子供用のお絵かきボードの大人版といった感じです。特徴としては、

  • 起動が必要ないので直ぐに使える
  • 感圧式で書き心地がよい
  • 軽い(116g)、薄い(3.2mm ボード部)

ですが、最大の特徴は、

  • 書いたものが残らない
  • 書いたものを修正できない

ということです。記録できない修正できないというは不便のようでもありますが、残らないという前提があればこそ、好きなように使うことができます。また修正できないからこそ、その瞬間を大切にすることができますし、残さないものであれば修正する必要もありません。子供たちもすぐに消すことができるからこそ、お絵かきボードに色々なものを自由に描けるのではないでしょうか。

誰とも共有もせずに一瞬で消去してしまうという快楽を享受してみましょう。

そもそも最初から記録に残すことを目的にするのであればノートを使えばいいのですが、ちょっとしたメモをどうしても残したいというときがあれば、スマホで写真を撮れば、記録しておくことができます。

Brookstone Boogie Board を写真で記録する

Boogie Board の仕組みは?

お絵かきボードは、磁石のペン先で砂鉄を引き寄せて絵や文字を書くことができるといった仕組みですが、ブギーボードはもうちょっとテクノロジーが進化しています。

ブギーノートの液晶部はKENT DISPLAYS社の eWriter LCD (コレステリック液晶)が使われています。コレステリック液晶って不思議なネーミングだと思いましたが、まさにイカの肝臓から抽出したコレステロールを安息香酸でエステル化して作られるとありますので、妙な親近感を覚えます。

ブギーボードが、どのような仕組みで書くことができるのかは、Frontline Technology: Beyond Conventional Display にありましたが、簡単にいえば、

  • 筆圧で液晶分子の配列が乱れて光を反射するので書いたものが見える(電力必要なし)
  • イレース・ボタンを押すと電圧によって配列がもとに戻る(電力必要)
  • イレース・ボタンを押すまでは書かれたものが残っている(電力必要なし)

ということです。イレース以外では電力を使用しないので電池交換なしで5万回も書いては消すということができるようです。


Boogie Boardに電池交換は必要ない

ブギーボード には電池交換が可能なタイプもありますが、前述したように電池交換なしで5万回の消去が可能です。1日10回、書いては消してを繰り返しすと13年以上、1日20回でも6年以上電池が持つという計算になりますが、その前に壊れてしまいそう。

ちなみに1年で電池を使い切ろうと思うと1日に130回以上、書いては消すということを繰り返さなければなりませんし、2年でも1日に70回弱です。

また5万回利用すると1メモあたりは0.1円とコストパフォーマンスも悪くありません。消去の回数に関係なく2年間で減価償却すると考えてみると毎月200円ぐらいなので、RHODIA(ロディア)のブロックメモを毎月1冊のペースで使うのと同じ程度です。

ブギーボード購入時に ”電池交換ができないからコスパが悪い” と考える必要はありません。好きなだけ書いては消してを繰り返しましょう。


Brookstone Boogie Board がちょとだけいけてる理由

本題にもどって、なぜ Brookstone Boogie Board がちょっとだけいいかといえば、スタイラスペンを本体に収納できるという点です。

Brookstone Boogie Board は本体にスタイラスを収納できる

キングジムから発売されているブギーボード BB-1N は付属のクリップで下記のようにスタイラスペンを収納するようになっています。

ブギーボード BB-1N

ちょっと、カッコ悪い。

日本からでも Brookstone のオンラインショッピングサイトで Brookstone Boogike Boardを購入することができますが、配送料、関税、税金がかかり、¥9,609 と倍近い金額となってしまいます。

Brookstone Boogie Board は日本からも購入可能

今日の一曲


福原希己江の「おいしいうた」に収録されている「できること」は、ドラマ深夜食堂で流れていたのを聴いて、アルバムを購入しました。

この曲の ”想い出は消しゴムで消してあげるから安心して” というのは、まさに「記録に残さないから安心して好きなことを描いていいんだよ」というBoogie Board からのメッセージのようです。

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