Echo Studio のカラーバリエーションモデルとしてグレーシャーホワイトが追加され、ステレオ音源が強化されたソフトウェアにバージョンアップ(8087715460)されました。
このアップデートは過去に購入した Echo Studio にも適用されます。
Echo Studio に
と言って、デバイスのソフトウェアが最新版になっていることを確認してください。
新たな空間オーディオ処理技術が搭載され、周波数帯域が拡張されとことにより、
- 深みのある低音
- 中高音域の明瞭度向上
となり、ステレオ音源を強化するために設計された空間オーディオ処理技術では、音の奥行きや明瞭度、臨場感を向上し、より没入感のあるサウンドにしたと謳われています。
Echo Studioの音質は改善されたか?
「はい、気持ちよく改善されました」というのが結論です。
2台の Echo Studio + Echo Sub を使っていますが、「Echo Sub の低音の振動が気持ちよくなった?」というのが、Edho Studioのアップデートに気がついたきっかけでしたが、低音の抜けが抜群に改善されています。
また少しボリュームを上げてみると、音のバランスがよくなっていることもわかります。
Bill Evans Trio の Waltz for Debby (take 1) - Alternate Take をAmazon Music Unlimied では Ultra HD で配信していますが、
右から聴こえるエヴァンスのピアノ、左から迫るラファロのベースプレイとEcho Subの伝える低音の振動が、空間の中でバランスよく融合され、とても臨場感のある演奏として聴けます。
同じ曲をHDで聴くとやっぱりUltra HDの方が断然、艶やかな音です。Ultra HDの音源を聴けるという意味でもストリーミングを音楽を楽しむデバイスとしてEcho Studioは優れものです。
アップデート前の Echo Studio は、2.0インチミッドレンジスピーカーが3つ搭載されているのに中音域が弱く、イコライザでミドルを+1上げていましたが、「象と散歩: Echo の音質を改善する7つの方法」で書いた、ホワイトノイズを再生して再生される音域を確認する方法を再度試してみると、
iAnalyzer |
Analyzer |
中音域の凹みがなくなりバランスよく音が出るようになっているので、イコライザはフラットに戻しました。
にしても、ソフトウェアのアップデートでここまで音質改善されるとは驚愕です。Echo Studioの潜在能力を引き出す、今回のソフトウェアアップデートには、Amazonのストリーミング音楽配信に対する意気込みと本気度が感じられます。
Echo Studioのステレオペア + Echo Sub は最強
Echo Studio 1台、Echo Studio x2(ステレオペア)、Echo Studio x2 + Echo Sub(サブウーファー)で同じ曲を聴き比べをしてみました。
1台とステレオペアは差は歴然とあり、今回のアップデートによって低音の抜けがよくなったので、Echo Subの存在感もより大きくなりました。
空間オーディオ(Dolby Atmos, 360 Reality Audio)、Ultra HD(ハイレゾ) に対応しているEcho Studioでのステレオペア+Echo Sub(サブ・ウーファー)は、自宅でストリーミング音楽を聴くデバイスとしては現時点では最高峰間違いないです。
他のストリーミングサービスを聴くデバイスとしては?
Echoは、Amazon Music以外に Apple Music、Spotify、AWA、うたパス、dヒッツの音楽配信のアカウントと連携することができます。またradikoも聴けます。
Apple Music
Echo StudioでApple Musicを聴くことができます。しかし、「Apple Music のロスレスオーディオについて」に記載がありますが、Appleのロスレスオーディオ(CD音質以上)は、AALCで配信されているので、Echo StudioではAACでしか聴くことができません。
Apple Musicを聴くにはAlexaアプリでアカウント連携をする必要があります。詳細は、「Alexa で Apple Music を再生する」を参照してください。
Spotify
Spotifyはリコメンドのセンスが素晴らしいので流しっぱなしにするには最適な音楽サービスです。無料プラン(Spotify Free)は、最高音質(320Kbps)では聴けませんが、160Kbps(高音質)で聴くことはできます。しかし、無料プランでは、10曲ぐらい毎に15-30秒の広告が流れるので、有料プランをやめてから聴かなくなってしまいました。
Spotifyを聴くにはAlexaアプリでアカウント連携をする必要があります。詳細は、「AlexaデバイスでSpotifyを利用する」を参照してください。
radikoで聴くラジオNIKKEI第2
radikoは、音楽配信サービスではありませんが、Echoのステレオペアでもラジオ放送を聴くことができます。音質は HE-AAC 48kbps のステレオ配信なので、Amazon Musicと比べると明らかに音が悪いと感じるレベルです。
しかし、ラジオNIKKEI第2(RaNi Music)は、リモートワーク時に小さな音で流しっぱなしにするのに最適な番組です。
コンセプトは、「ず~っと音楽、ほぼトークなし 仕事がはかどるBGMラジオ」です。放送時間も 平日8:00-19:00 と、まさにリモートワーク向けです。
radikoを聴くには、「スマートスピーカーでラジコを聴くには?」を参照してください。
Echo Studioをホームシアターで活用
テレビは大画面と高画質で映像を提供してくれるようになりましあ。しかし、薄型化の弊害として、サウンドに関しては虐げられている感が否めません。映像と音響はセットだと思うのですが、、、。
Echo Studio x2 + Echo Subでホームシアターを構成するとAmazonプライムビデオで映画の世界にも没入できます。
また、Fire TV Stick 4K Max であればTVのHDMI ARCに接続することで、テレビからの音声もEchoで構築したホームシアターから再生することができるので、サウンドバーとしても活用できます。
詳しくは、Amazonのヘルプ「Fire TV Stick 4K MaxでHDMI ARCを使用してホームシアターAlexaをセットアップする」を参照してください。
Echo Studio 2台とEcho Subの構成は奢侈の極みのように思われますが、音楽と映画に没入できる音響環境は心を豊かにしてくれます。
気がつけば、Amazonのデバイスに囲まれ、Amazonのサブスクから抜けられない生活となってしまいました。「Amazonの奴隷と化するのも悪くない」と言い訳する今日この頃。