最初に Amazon Echo と家電を接続してスマートホーム化を図ったのが照明でした。
その後、
と、家電の音声操作や自動化を進めてきましたが、スマート・ライト化は金銭的な理由で未完のままでした。
TP-Link Kasa は、他社のスマートライトと比べると安価ですが、それでも、普通のLED電球と比べてしまうと高価です、、、。
Kasa と Tapo
TP-Link は、もともと Kasa というブランド名で、スマートカメラ、スマートライト、スマートプラグの製品を出していました。しかし、同じカテゴリーで、更に安価な製品を Tapoブランドとして発売し始めました。
1社で2つのブランド、しかもアプリも別という混沌とした状態でしたが、TP-Linkのサイトを確認すると、Kasaブランド製品は生産終了となっています。今後は、Tapoブランドに一本化されるのでしょうか。
Tapoブランドは、お財布的にはありがたいですが、既にKasaの製品も使っているので、Kasaアプリの今後の更新がちょっと心配になります。
KasaとTapoのスマートLEDライトの違い
下記がKasaとTapoのスマートLEDライトの比較表となります。
スペック | Kasa KL-110 | Tapo L510E |
---|---|---|
全光束 | 800lm | 806lm |
色温度 | 2700K | 2700K |
配広角 | 220° | 220° |
消費電力 | 9.5W | 9.0W |
参考価格 | ¥2,300 | ¥1,650 |
全光束と消費電力でTapoが若干優位ですが、数値的にはほぼ同等の性能です。
全光束(ぜんこそく)とは
全光束とは、LEDライトの光源の明るさを示すもので単位はルーメンです。
白熱電球は、40形(W)、60形(W)、100形(W) とワット数で表記されていましたが、LED電球は消費電力が小さいので、ワット数では、いままでの電球に比べてどのくらいの明るさなのかがわかりません。
そこで、JIS(日本産業規格)で、一般照明用電球代替表示区分(JISC7501)で白熱電球と同じ明るさという規格を定めています。
JIS規格では、60形相当が810lmなので、TP-Linkのスマートライトも数値的には、ほぼほぼ60形電球と同様の明るさということになります。
白熱電球 | ルーメン(lm) |
---|---|
電球 40形 相当 | 485 |
電球 60形 相当 | 810 |
電球 100形 相当 | 1520 |
余談ですが、JISは、法律が改正によって対象が鉱工業品(有形)からデータ、サービス(無形)の標準化と対象が広がり、日本工業規格から日本産業規格と呼称が変わっています。
電球色とは
JIS規格で同様に電球の色についても定義があります。色温度(ケルビン)の数値が低いと赤みが強くなり、色温度が高いと青白さが強くなります。
色 | 色(読み) | 色温度 ケルビン(K) | 色温度目安(K) |
---|---|---|---|
電球色 | でんきゅうしょく | 2,600 - 3,250 | 3000 |
温白色 | おんはくしょく | 3,250 - 3,800 | 3500 |
昼白色 | ちゅうはくしょく | 4,600 - 5,500 | 5000 |
昼光色 | ちゅうこうしょく | 5,700 - 7,100 | 6500 |
Tapo スマートライトの実力は
と、いうことで Tapo L510E を5個 購入。
Tapo も 2.4GHz帯でのWiFi接続が必要ですが、ペアリング、ファームウェアのアップデート、そしてAlexa連携へと問題なくできました。
Tapo L510Eの明るさ、色とも Kasa KL-110 と比べてみて違いは感じられません。しかし、もともと使っていた Panasonic パルック LED 60形 と比べると若干暗く、色は少し赤みがかっています。
場所によっては調色ができると便利
照明の設置場所によっては、生活に合わせて調色できると便利です。
ダイニングで仕事や読書をするときには、昼白色(ちゅうはくしょく)、昼光色(ちゅうこうしょく)を使い、食事やリラックスタイムでは、温白色(おんはくしょく)や電球色にしています。
もちろん、調色も
Alexa, ダイニングを昼白色にして
と、音声コントロールです。
Kasa のマルチカラー(KL130)をペンダントライトに使っていますが、赤や青などにすることはなく、調色で使うのは、電球色、温白色、昼白色、昼光色 の4種類だけです。
Tapo は電球色かマルチカラーの選択ですが、調色が必要な場所で利用するのであれば、Tapo L530E の選択をおすすめします。
Tapo アプリは使わない
Amazon Echo との連携でスマートライトらしさを発揮できますので、初期設定とAlexa連携以外では Tapoアプリは使っていません。
スマートホーム化によってアプリは増えました。TP-Link製品だけで3つもありますが、普段スマホから操作することはありません。
Alexaでデバイス(スマートライト)を認識できたら、Tapoアプリではなく、Alexaアプリで照明をグループ化して複数の照明をひとことで音声できるようにすると使い勝手が向上します。
個々の電球を照明器具単位でグループ化(右、手前、左)して、更に複数の照明器具をグループ化(電気)して部屋全体の照明をコントロールできるようにしています。
時間による照明のオン・オフもAlexaアプリの定型アクションから設定できますが、基本的な使い方であれば、音声コントロールで、
Alexa, 電気を点けて/消して
で、照明の点灯/消灯と
Alexa, 電気を20%にして
と、調光ができれば十分です。