調べものをしているときや、計算をするときなど、ちょっとしたことをメモしたいときに直ぐに書ける Boogie Board(ブギーボード)は、とても便利です。
Boogie Board(ブギーボード)とは
ブギーボードは、子供用のお絵かきボードの大人版といった感じです。特徴としては、
- 起動が必要ないので直ぐに使える
- 感圧式で書き心地がよい
- 軽い(116g)、薄い(3.2mm ボード部)
ですが、最大の特徴は、
- 書いたものが残らない
- 書いたものを修正できない
ということです。記録できない、修正できないというは不便のようでもありますが、残らないという前提があればこそ、好きなように使うことができます。また修正できないからこそ、その瞬間を大切にすることができますし、残さないものであれば修正する必要もありません。子供たちもすぐに消すことができるからこそ、お絵かきボードに色々なものを自由に描けるのではないでしょうか。
誰とも共有もせずに一瞬で消去してしまうという快楽を享受してみましょう。
そもそも最初から記録に残すことを目的にするのであればノートを使えばいいのですが、ちょっとしたメモをどうしても残したいというときがあれば、スマホで写真を撮れば、記録しておくことができます。
Boogie Board の仕組みは?
お絵かきボードは、磁石のペン先で砂鉄を引き寄せて絵や文字を書くことができるといった仕組みですが、ブギーボードはもうちょっとテクノロジーが進化しています。
ブギーノートの液晶部はKENT DISPLAYS社の eWriter LCD (コレステリック液晶)が使われています。コレステリック液晶って不思議なネーミングだと思いましたが、まさにイカの肝臓から抽出したコレステロールを安息香酸でエステル化して作られるとありますので、妙な親近感を覚えます。
ブギーボードが、どのような仕組みで書くことができるのかは、Frontline Technology: Beyond Conventional Display にありましたが、簡単にいえば、
- 筆圧で液晶分子の配列が乱れて光を反射するので書いたものが見える(電力必要なし)
- イレース・ボタンを押すと電圧によって配列がもとに戻る(電力必要)
- イレース・ボタンを押すまでは書かれたものが残っている(電力必要なし)
ということです。イレース以外では電力を使用しないので電池交換なしで5万回も書いては消すということができるようです。
Boogie Boardに電池交換は必要ない
ブギーボード には電池交換が可能なタイプもありますが、前述したように電池交換なしで5万回の消去が可能です。1日10回、書いては消してを繰り返しすと13年以上、1日20回でも6年以上電池が持つという計算になりますが、その前に壊れてしまいそう。
ちなみに1年で電池を使い切ろうと思うと1日に130回以上、書いては消すということを繰り返さなければなりませんし、2年でも1日に70回弱です。
また5万回利用すると1メモあたりは0.1円とコストパフォーマンスも悪くありません。消去の回数に関係なく2年間で減価償却すると考えてみると毎月200円ぐらいなので、RHODIA(ロディア)のブロックメモを毎月1冊のペースで使うのと同じ程度です。
ブギーボード購入時に ”電池交換ができないからコスパが悪い” と考える必要はありません。好きなだけ書いては消してを繰り返しましょう。
Brookstone Boogie Board がちょとだけいけてる理由
本題にもどって、なぜ Brookstone Boogie Board がちょっとだけいいかといえば、スタイラスペンを本体に収納できるという点です。
キングジムから発売されているブギーボード BB-1N は付属のクリップで下記のようにスタイラスペンを収納するようになっています。
ちょっと、カッコ悪い。
日本からでも Brookstone のオンラインショッピングサイトで Brookstone Boogike Boardを購入することができますが、配送料、関税、税金がかかり、¥9,609 と倍近い金額となってしまいます。