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Post Date:2024年3月12日 

初心者が行書を学ぶ前にみるべきオンラインコンテンツ

象と散歩:美しく速く書く技術

万年筆で流れるように美しい字を書きたい!

そう思い立ち、「美文字」というキーワードで検索して字の練習を始めましたが、結局、「ひらがな」から卒業することができずに挫折してしまいました。

しかし、「初心者こそ、速くカッコよく書ける行書を学ぶべき」と知り、再挑戦することにしました。

行書は、楷書よりも速く書けるだけでなく、読みやすく美しい書体です。しかも、基本パターンを学べば多くの漢字に適用することができるので効率的です。

行書で書くことによって、筆記速度が上がるだけでなく、速く書くことで集中力も高まります。万年筆で書けば、さらに味わい深い字になります。

しかし、「そもそも、行書って何?」という方も多いのではないかと思います。そんな、字の練習を始めようかと重あれている方が、最初にみるべきコンテンツを紹介していきます。


行書は、速く書くことができると実感できる動画

群馬県の公式動画「【中学国語】行書の魅力」では、中学の国語の授業の中で、行書の魅力を分かりやすく解説しています。

この動画では、行書を「楷書よりも速く書ける」「読みやすい」書体であるといっていますが、確かに、行書を知らなくても、字を速く書こうとすると、何となく続けて書いたりしているのではないでしょうか。

何となく続けるのではなく、行書には一定度のルールがあることを示しています。この動画の中では、速く書くコツ(行書の書き方の特徴)として、下記の2点について説明されています。

  1. 丸み
  2. 連続

また、下記は、教育出版の中学校書写にある、小学校で習う漢字の行書と楷書です。

一生涯役立つ速く書く技術である「行書」を、学校教育の中で教えてもらいたかった、、、。


行書についての知識を得る

続いては、大江静芳氏の「【速くきれいに書きたい方へ】ボールペンで行書の基本と書くコツ」です。この動画で、行書の歴史、魅力、特徴について学ぶことができます。行書について、もう少し詳しく知ることができます。

行書の特徴は、下記の3点についての説明があります。

  1. 線の連続(日、幸、言、書)
  2. 点折部分<曲線的に書く>(口、共、思)
  3. 点画の省略(きへん、れっか、もんがまえ)

「点画」は、てんかく、と読み、漢字を構成する最小単位の線のことです。点、横画、縦画、縦払、横払、曲げ、はね、とめなどの種類があります。

この動画の中では、群馬県の中学国語にはなかった点画の省力についての説明があります。


行書の書き方を知る

書道家の上平泰雅氏による「【劇的改善】行書の書き方【おさえるべき5つのポイント】」は、初心者向けの行書の説明動画です。下記の5つのポイントについての説明があります。

  1. 点画の省略(きへん、しめすへん、さんずい、もんがまえ)
  2. 点画の連続(三、つかんむり、さんづくり、れっか、口)
  3. 点画の変化(大、西、立)
  4. 筆順の変化(くさかんむり)
  5. 曲線的である(くち)

この5つが行書を書く上での基本ルールとなりますが、例としてあげている漢字は一部にすぎません。この基本ルールに基づくパターンをもう少し覚えれば、色々な漢字に適用できるようになります。


書き順(筆順)を覚えよう

行書は、点画と点画が繋がる流れを指す「筆脈」を意識するとあります。しかし、正しい書き順をわかっていなければ、筆脈を意識することはできません。

またそれ以前に、筆順を理解していないと、例えば、「と」「」を行書で書く時に繋げる部分がわからなくなってしまいます。


基本的な筆順

  • 上から下へ:三、
  • 左から右へ:川、林
  • 横画は縦画より先:十、共、青 複数の横画があるときは最初の横画の次に縦画
  • 貫く縦画は最後

上記のルールに当てはまらないものは、間違えやすい書き順としてもよく取り上げられています。

自分は、「共」に始まる「異」「選」、そして「青」の上の部分の書き順を間違っていました。いままで書き順を意識したことがあまりありませんでしたが、速く書くと自然に線が繋がっていくので、改めて正しい書き順の大切を実感しました。


行書を練習するには

行書を効率的に習得するには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。


1. 行書のパターンを学ぶ

行書の基本ルールには、以下のようなものがあります。

  • 省略:点画を省略する
  • 繋ぎ:点画を繋げて書く
  • 変化:形や位置を変える

これらの基本ルールにはパターン化されたものが多いので、このパターンを色々な漢字に適用することで、効率的に行書での書き方を習得できます。


2. 筆順を覚える

点画を物理的につなげるときだけではなく、スムーズに速く書くためにも、正しい筆順の理解は大切です。


3. 速くたくさん書く

速くたくさん書く練習としても「書く瞑想(ジャーナリング」は最適です。書く瞑想については象と散歩: 書く瞑想:ジャーナリングの始め方で紹介していますので、そちらをご覧ください。


行書を練習するための教材

行書は、速く美しく書ける実用的な書き方にも関わらず、初心者が普段の筆記具で学べる教材がほとんどありません。また上記で紹介した行書の動画で紹介されているパターンは限られています。

しっかりと学ぶのであれば、象と散歩: 字が汚いと悩むあなたへ!字を速く、きれいに書ける「行書」を初心者が学ぶ方法で紹介した、下記のUdemyの2コースです。

Udemyにある武内和恵氏の美文字講座
多彩な講座から自分に合った講座を探そう!

書籍では、「きれいな字を速く書く技術」がオススメです。

基本パターンが習得できたら、行書にも色々な書き方がありますので、自分の気に入った行書の書き方を調べて、真似てください。


お気に入りの万年筆で、行書練習を楽しく

お気に入りの筆記具を購入すると、気持ちも高まりますし、「使わないともったいない」という気持ちにもなります。中字の万年筆は、筆圧をかけずに、味わいのある文字を書けるのでオススメです。

特に、パイロットの金(14K)軟ペン中字と、セーラー万年筆の金ペン(21K)中字は、とても書きやすく、多くの人に愛されています。

カスタム ヘリテイジ 912 SMとプロフェッショナルギア

行書は、最初は難しいと感じるかもしれません。しかし、基本ルールをパターンとして覚えれば、必ず、今まで以上の字が書けるようになります。

お気に入りの万年筆で行書を練習して、カッコいい字を書きませんか?

Post Date:2024年1月25日 

字が汚いと悩むあなたへ!字を速く、きれいに書ける「行書」を初心者が学ぶ方法

字を練習するゾウ

書く瞑想(ジャーナリング)を始めるにあたって、速く書いても疲れない道具として新しい万年筆を購入しました。次に字を「速く書く方法」を探して、読んだ下記の2冊の本が「目からウロコ」でした。

行書を学ぶことで、きれいで速く字を書くことができるとあります。


字を速くきれいに書くには行書を学ぶべき

行書のイメージは、字の達人が書く字でした。しかし、2冊の書籍から行書は、美文字を書く人の武器ではなく、字を速く書き、きれいに見せるための「技術」であるということを知りました。

「行書」とは、一画ずつ丁寧に書く「楷書」と、芸術作品のように完全に崩して書く「草書」の中間に位置する書体です。

行書の特徴は、下記の以下のとおりです。

  • 文字をつなげて書く
  • 楷書の字形を活かして、一部を崩して書く
  • 速く書けるが、読みやすい

速く書ける」 「カッコいい」読みやすい」の三拍子が揃った行書こそ、日常で使える書体であり、「字が下手だ」とコンプレックスを抱く初心者が学ぶべき書き方だったのです。


漢字をきれいに書くには法則がある

色々な書籍で字をきれいに書くための法則が書かれていますが、この2冊に書かれていることは共に3つです。

魔法の美文字入門きれいな字を速く書く技術
縦の線はまっすぐに書く(打ち込む)右に六度上げて書く
横の線は右上がりに書く(さらっと)重心は右下に置く
等間隔で書く等間隔を意識する

両著者を合わせても、4つのルールです。

富澤氏の提唱する六度法については下記の動画を参考にしてください。


行書にはルールがある

行書の特徴である「繋げ方」「崩し方」には、ルールがあり、このルールを適用すれば多くの漢字に当てはめることができます。

例えば、

  • 二画・三画のつなげ方
  • 部首の崩し方(さんずい、くさかんむり、きへん、のぎへん etc)

とかです。

また、漢字をカッコよく行書で書くには、書き順(筆順)が大切だというのも痛感しました。


行書を学ぶ方法

きれいな字を速く書く技術」では、

  • 第2章 きれいな字を「速く」書く技術をつかむ
  • 第3章 漢字をきれいに速く書く

でお手本をベースに行書の書き方を学ぶことができます。

一方、「人生が変わる魔法の美文字入門」には、漢字のそのもの練習がありません。本にあるのは、縦線、横線、等間隔を描くために、「梯子」と「魚の骨」のような図形を描く練習方法だけです。こちらは、下記の動画でも説明されています。

武内氏の「行書で書けば、何となくカッコいいでしょ」という言葉に共感し、Udemyで武内氏の行書講座を探したところ、4講座がありました。

Udemyにある武内和恵氏の美文字講座

「行書のルール」と「漢字の筆順ルール」について学べる下記の2つの講座はオススメです。

正直、オンライン講座としての完成度に改善の余地はあるかと感じましたが、日常的に使う「行書」を学ぶコンテンツがない中では、とても参考となる講座です。


Udemyはキャンペーンで購入

Udemyは、かなりの頻度でキャンペーンを実施しています。お勧めした2講座も¥27,800とありますが、キャンペーンで購入すると1,300円から1,800円ぐらいで購入できます。自分は、年始のキャンペーンで1,300円となっていたので勢いで4講座とも購入しました。

多彩な講座から自分に合った講座を探そう!

まとめ

「速く書く」という点から行書に辿り着きましたが、初心者が字の練習を始めるのであれば、速く美しく書ける「行書」からというのは、新たな気づきでした。

しかし、日常的にペンで書く行書を学ぶコンテンツはほとんどありません。富澤 敏彦氏の「たった10分で身につく きれいな字を速く書く技術」と武内和恵氏のUdemyの講座は、初心者にとって、とても参考になります。自分もこれらの教材で学んだことで、字が少し上達した実感を得ることができました。

行書のルールを理解してくると、「彩 行書」などとGoogleで画像検索をすれば自分の気に入った書き方も探せます。

速く書くための道具として「14金軟調ペン」の「PILOT Custom Heritage 912【中字・軟】」を購入しました。

PILOT カスタム ヘリテイジ 912【中字・軟】

しかし、行書の練習をするにあたり、また新しい「道具」(21金ペン)も欲しくなってしまいました。嗚呼、物欲の神様、、、。

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