2009年7月31日金曜日

朝日新聞のネット戦略

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@asahiのマッキーさん

朝日新聞がここのところネットで色々なことを試みています。

6月には、ワールドカップサッカー南アフリカ大会予選の「日本対カタール」の実況中継を行い話題となっていましたが、マッキーのtweets(つぶやき)中継は衝撃的でした。ほとんど素人ではないかと思えるようなマッキーなる女性キャラクターの個人が主張されていました。大手新聞社とは思えない型破りで新鮮なアプローチです。

その後、「@asahi」はRSSを利用したニュース配信と変貌し、面白さはなくなってしまいました。
マッキーさんの復活を望みます。

毎日新聞でも同様に「@mainichijpedit」でtwitterを利用したニュース配信をしていますが、

こちらは、

『オバマ大統領も支持率低下はつらい?』
→ ニュースタイトルは、『オバマ大統領:「危機脱出」連日強調、支持率低下で焦りも』

『城内さんはそう言うけど、眞鍋さん困惑しちゃってますよ。』
→ ニュースタイトルは、『眞鍋かをりさん:「困惑しています」城内氏ポスターに写真』

と、tweets(つぶやき)ぽいです。
また毎日jpへのリンクには、bit.lyのサービスを利用しています。bit.lyとは長いURLを短くしてくれるサービスで、文字制限があるTwitterでURLを表記するのに適しています。






朝日新聞の「参考ピープル」とは
朝日新聞社、ユーザー参加型のケータイ向け情報サイト「参考ピープル」β版

2009年7月31日

朝日新聞社は7月30日、携帯電話向けのユーザー参加型情報サイト「参考ピープル」のクローズドβ版を公開した。NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの端末に対応し、利用料は無料で別途パケット通信料が必要。なお、完全版は9月1日にオープンする。

話題のニュースや暮らしに役立つ便利サイトのリンクなど、利用者が投稿した「参考になる情報」を蓄積し、ユーザー間で共有できる携帯電話向けのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)。

基本的な機能としては、身近な話題や提示された投稿テーマに関する150文字程度の文章を携帯電話から投稿する「ミニブログ」と、気になるサイトをブックマークし、ほかの利用者と共有できる「ソーシャルブックマーク」の2つ。また、情報を分類したり検索したりする目印として、ユーザー自身が付加する「タグ」を利用できるのも特徴。

従来、携帯電話のソーシャルブックマークはURL登録の操作が煩雑なことが課題だったが、本サービスでは「キーワード検索」などのサイト検索結果に「参考クリップする」というテキストを表示。このテキストをクリックすれば、サイトのURLとタイトルが既に記入された状態でサイトをブックマークできる機能を用意するほか、サイトのURLを指定のアドレスにメール送信するだけで、ブックマークできる機能も備えた。

そのほか、会話文章を自動出力する「人工無脳」技術を利用し、サイト内のキャラクターが、利用者の属性や投稿内容に応じて個別に反応を返す機能も搭載。ユーザーが情報を投稿しやすいように工夫した。

「人工無脳」技術は芸者東京エンターテインメントが提供するほか、システム面は、手嶋屋が提供するSNSソフト「Open PNE(オープンピーネ)」を基板に開発した。

発表会では、洲巻圭介・朝日新聞社 デジタルメディア本部 プロデューサーと、田中泰生・芸者東京エンターテインメント 代表取締役 CEO/ファンタジスタ、手嶋屋 代表取締役の手嶋守氏によるトークディスカッションが行われた。

2社に協力を持ちかけた理由について洲巻氏は、「新聞を読まない35歳世代にも情報を届けたいと思い、朝日新聞とは真逆のイメージにしたかった。自社で開発するとイメージが固まりがちなので、今最も活躍している2社に代弁を頼んだ」と説明。

対して企画が持ち込まれた際の感想を聞かれた田中氏と手嶋氏は、「こういったサービスをメディアがやることは大切。『朝日がそんなことまでやるの!?』という面白さを追求したいと思った」(田中氏)、「SNSは運営や設計が難しい。我々に任せてくれると聞いて嬉しかった」(手嶋氏)とコメントした。

サービスの今後については、「ケータイは検索がしにくく、新しい発見をすることが難しいので、ケータイサイトに眠っている有効な情報を引っ張り出していきたい。3年後には利用者数100万人を目指す」(洲巻氏)、「いずれ朝日新聞のプロの記者が記事を書いて、ブックマーク的に吸い上げられたら面白いと思う」(田中氏)、「朝日さんは新聞とは真逆と言っているが、わたしとしてはいずれ紙媒体として発行して欲しい」(手嶋氏)と、それぞれの展望を語った。

なお、β版公開に伴い、「参考ピープル」内にてテスト利用者を1000名限定で募集する。

【引用:asahi.com】
というニュースがありました。別なニュースソースでは、参考ピープルの収益モデルは、勝手サイトにおける広告モデルで、利用者100万人で2億の売上を目指していると記されています。

先ずは1,000名限定のβ版といわれるとついつい登録してしまいます。31日22:00時点では、まだ登録可能でした。登録は「参考ピープル」から行えます。

「新聞を読まない35歳世代にも情報を届けたい」とありますが、35歳をターゲットとした結果が「桜子」というキャラクターなのでしょうか?

この「桜子」には芸者東京エンターテイメントの「人口無能」の技術が登用され、時事の話題やテーマを自然文で自動的に配信することで、参加者がそれに絡めた投稿をしやすくするとあります。

※「人口無能」とは、入力された文章に対して会話のような自然な返答を自動的に返すプログラム。

「参考ピープル」をざっとみたところ、ソーシャルブックマークとしての記事のクリップは、

1) 参考サーチ(キーワード検索)
2) 参考サクイン(ディレクトリ検索)
3) 参考ニュース

から興味のある記事を選択することにより、容易に行うことができました。

tsudaる

朝日新聞では「参考ピープル」の会見模様を「@asahicom」というアカウント名でTwitterで中継をしていたようです。

この会見は、本家本元のジャーナリストの津田大介氏も「@tsuda」でtsudaっています。『tsudaる』とはTwitterの中では広く利用されている言葉ですが、もともと津田氏がカンファレンスをリアルタイムにTwitterで中継したことに始まります。ご本人的にはtsudaる的表現は不本意のようですが、tsudaるについては、津田大介氏が語る、Twitter報道論「tsudaる技術」を参照してください。

30代に新聞が読まれない危機感

津田氏は会見後の懇親会でマッキーさんにあったとtweetsしています。また「@asahicom」の中でも、「まっきーを期待していたみなさん、ごめんなさい。」とありました。それだけ新聞社がマッキーという個人を全面に出して情報発信をする形式にはインパクトがあったことがわかります。

紙媒体以外でのメディアとしての情報配信方法、収益モデルを模索し、TwitterやSNSの活用への変遷は時代の流れではありますが、単純にTwitterやSNSといったプラットフォームを提供しても集客はできません。そこで展開するコンテンツやサービスが興味を惹くものでなければなりません。30代が新聞を読まないというのは、ネットが原因になっているだけではないと思います。(新聞の購読率については、以前「iPodで新聞」を読むの中で記載しているので参考にしてみてください。)ニュースサイトの既存記事の流用だけでは限界があります。

また集客できたとしても、そこに広告を掲載するだけで広告モデルが成り立つわけでもありません。広告出稿側の企業も枠買い的な広告宣伝プランから、より効率的な広告出稿をするために定量的に判断して取捨選択する時代になっています。読まれる(クリックされる)広告をどう展開するかも大切です。

しかし、「参考ピープル」が成功すれば、興味があるニュース記事や繋がりから個人の趣味趣向を把握することもできますし、GPS機能などと連動したニュースサービスがあれば、時間軸と位置情報もわかります(会社は丸の内にあって昼休みに参照とか)。これらの情報と広告と結びつけることができればビジネス的にも成功するのではないでしょうか。

本サービスが開始するまでどのように展開していくか暫く見てみようかと思います。

最近、twitterについて連続して記載していますが、ネットレイティングスが2009年5月27日に「米国発のマイクロブログサービス「Twitter」の利用者が日本でも順調に増加」というレポート掲載しています。これをみると、
Twitterの利用者数推移と2009年1月の利用者数を基準とした伸び率
日米英のTwitter利用者数、リーチ、平均訪問頻度、平均利用時間、男女構成比

日本でも今年になってから数ヶ月でTwitterの利用者数が2.6倍になっていることがわかります。しかしそれでも実数としては52万人ですし、男女比でも75:25と圧倒的に男性利用者が多いです。周りでも昨年からTwitterの素晴らしさを連呼するイノベーター連中もいましたが、今春ぐらいでやっとアーリーアダプター層に受け入れたという感じでしょうか。

まだTwitterに関しての書籍も少なく、津田氏には「tsudaる技術」という書籍を発刊してもらいたいです。解説書としてでているものではTwitterの本がお勧めです。(というか他にあまりありません。)


Twitterの本

著者:関根 元和, 上野 祥子, 秋田 真宏
出版社: インプレスジャパン
発売日:2009/2/26
価格:2,310円


Twitterの初歩的な利用法からAPIの利用までが紹介されています。APIの利用法は一般ユーザーにはあまり参考にはならないと思いますが、Twitterがどんなものか知らない人が読むには手頃な一冊です。

2009年7月26日日曜日

つぶやきを可視化

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先日、Twitterの中で『到着した(just landed)』というtweets(つぶやき)をひろって可視化している「Just Landed: Processing, Twitter, MetaCarta & Hidden Data」を紹介してもらいました。ビジュアル的にも優れていますし、静的である文字表現を動的表現に変換するという試みは非常に面白く感じました。

※Tweetsとは、Twitterから発生した単語で、日本語の「つぶやき」を意味します。

詳細はわからなくても量的要素と拡散要素の両方を兼ねた視覚的効果であり、直感的でわかりやすい表現です。何よりもクールで格好よく、ステキです。

この動的表現の変換は、色々なところでも応用できると思います。物流を表すこともできるし、サイトの訪問や検索なども表現することは可能です。

Just Landed - 36 Hoursでは動画で見られます。


Just Landed: Processing, Twitter, MetaCarta & Hidden Data」の中で下記の記載があります。

The idea is simple: Find tweets that contain this phrase, parse out the location they’d just  landed in, along with the home location they list on their Twitter profile, and use this to map out travel in the Twittersphere (yes, I just used the phrase ‘Twittersphere’).



Twitterが、7月1日に「Tweets」を商標申請したというニュースがありましたが、この文章の中では、『Twittersphere』 という単語が使われています。

Blogosphere(:ブロゴスフィア)からの派生語とすれば、『Twittersphere』(:ツィッタースフィア)とはTwitter世界を意味すると思われます。
ブロゴスフィア(Blogosphere)
ブロゴスフィア(Blogosphere、ブログ圏)とは、全てのウェブログ(ブログ)とそのつながりを包含する総称である。無数のブログが、相互にリンクした共同体として(または共同体の集合として)、あるいは社会的ネットワークとして共存しているという感覚をもとにこの語は造られた。
【引用:wikipedia】
拡散の可視化という意味では、HONDAが2009年1月に公開した「INTERNAVI REALIZATION」でインターナビが収集した位置情報をビジュアライズする「NEURON ROAD」なども動的な表現としてとても優れています。こちらはスクリーンセーバーも用意されています。

インターナビの普及率はわかりませんが、色々なところで利用されていることを表す手法として、こちらもとても面白いと思いました。
世の中には、This idea is simple といえる、頭のよい人がたくさんいます。

2009年7月24日金曜日

統計でウソをつく法

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先日参加したCRM系の会合で、「顧客満足度は売上には寄与しない」という話がありました。

例であげられていたのは、

「1980年代GMは、品質向上を図り、顧客満足度を90%まで向上させたが、継続してGM車を購入したのは40%にすぎなかった。」

と、いう内容です。

5割の人は満足しているといっているのに継続購入しなかったといわれると、確かに顧客満足度と継続購入には関連がないように聞こえます。しかし、上記の例から顧客満足度は売上に寄与しないと本当に言えるのでしょうか。例えば、下記のような前提条件がある場合はどうなるのでしょうか。(数値は適当です。)

1)米国人は車を買い換えるときに65%が別メーカーの車種を選択をする。
2)GM、フォード、クライスラーのシェアはそれぞれ30%。

1)や2)のような場合であれば、40%が継続購入したという結果は顧客満足度が起因して向上されたと判断できるかもしれません。また「非常に満足」という回答者でみれば継続購入率がもっと高くなっているかもしれません。

このように断片的な数値から判断することは非常に危険ですし、逆にいえば数値を理由にウソをつくこともできます。

平均のまやかし

厚生労働省の平成19年国民生活基礎調査では、平成18年の平均所得は566万8千円となっています。この数値だけをみて、平均値以下だと悲観する必要はあるでしょうか。

嘆く前に所得の分布を考察しましょう。平均収入については、公的機関からの発表資料なので分布についても掲載されています。これを見ると実は平均年収よりも低い世帯は61.2%です。所得の格差が広がっているという別の問題はありますが、6割の世帯が平均所得額以下である平均値は、何を意味する数値なのでしょうか。(※所得に関しては、他にも年代や居住地によっても異なります。)

所得金額階級別世帯数の相対度数分布(H19 国民生活基礎調査から引用)














古典的名著

統計でウソをつく法」は、そんな統計的まやかしについて書かれた本です。原作の初版は、1954年で日本では1968年に発刊されている超ロングセラーの名著です。掲載されている例題は、時代を感じさせますが、逆にそれもまた面白く感じます。

例えば、

『米国大統領選挙をある雑誌の購読者と電話調査でランドン圧勝と予測。しかし結果はルーズベルトの圧勝であった。』

これは、現在でも社会調査などで多く利用されるRDD(Random Digit Dialing)のサンプリング方式の問題点として記載されていますが、現在とは問題点が異なっています。当時は電話普及率が低く、保有者は富裕層でした。そして共和党支持者には富裕層が多かったということが調査ミスに繋がったとあります。

現在の日本では、携帯電話の普及によって固定電話の普及率が低下していますので、当時とは別な理由でRDDの問題点が指摘されています。

興味のある方は一読を。

2009年7月23日木曜日

ブログ新聞

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今日は皆既日食でした。東京でも部分日食を観測できたところもあるとニュースで流れていましたが、その時間帯は窓のない会議室に籠もっていたのでわかりません...。

Googleのロゴも皆既日食バージョンと洒落ていました。


ブログ新聞

Business Media 誠に『米国で始まった「ブログ新聞」……読んでみたい理由』という記事がアップされていました。日本で「ブログ新聞」が始まれば、読んでみたいとかという質問の調査結果が記載されています(アイシェア調査)。

紙媒体のニュースを購読している方が、ネットニュース閲覧者よりも購読意識は高く4割。全体では3割が読んでみたいという結果になっています。

実際に『The Printed Blog』を閲覧してみましたが、写真を大きく取り上げ記事もしっかりしているように見えます。例えばニューヨーク版のタイトルでは下記ようなタイトルで記事が書かれています。
・maureen dowd’s tiny error (※maureen dowdはコラムニストのようです)
・one reason why social media fails

欧米ではブログでは記事をしっかりと書き、Twitterなどマイクロ・ブログでひとことコメントを書く、と、役割が明確になっているのか、ブログの内容は仕事の参考になるものも多数あります。

ブログの内容が雑誌にまでピックアップされれば、まさにCitizen Generated Mediaの確立です。

Business Media 誠の『ブログを印刷した新聞、読みたいですか?』では、ブログ新聞のビジネスモデルにも触れていますが、自分のお気に入りのブログを閲覧するだけであればRSSリーダーの登録で十分です。しかし多数あるブログの中から読みたいと思うものを探しだすのには限界があります。

総務省情報通信政策研究所が2009年7月に公表した、『ブログ・SNSの経済効果の推計』の中に「ブログ登録者数、閲覧数」という参考資料が添付されています。2009年1月末時点のブログ登録者数は延べ人数で2,695万人。気に入ったブロガーを探そうと、1日100件ペースでチェックをしていっても740年近くかかってしまいます。



数多存在するブログの中からピックアップし、リコメンドしてくれるサービスがあると確かに便利かもしれません。また語学力のない人間にとっては、正しく翻訳した記事をアップしてもらえるのもありがたいサービスです。

これが紙媒体として必要かどうかは別としても、画像を含めフォーマットされた全文記事をiPod touchなどでダウンロートできると通勤時の読み物としてはいいかもしれません。

リコメンド方式としては、閲覧した記事、記事の評価などから次第に趣味嗜好にあったブログがリコメンドされると嬉しいですね。肝心の収益モデルは、広告か有料サービス?

紙媒体で考えた場合は、既に知名度のあるフリーペーパーでの展開であれば、広告枠の営業などの問題も排除できるかもしれません。

2009年7月21日火曜日

iPod toucd OS3.0 小技

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メモリを解放

iPod touchのSafariでWEBブラウジングをするとホームボタンでアプリケーションを終了してもSafariが常駐したままでメモリを解放してくれません。OS2では「ホームボタンの長押し」でSafariを終了することができましたが、OS3.0にバージョンアップしてからこの方法ではメモリが解放されません。

メモリ使用状況をみるとホームボタンで単純にSafariを終了させた場合には、空きメモリが2.5MBです。下記の方法でsafariを完全に停止し、メモリを解放させます。

Safariの終了手順
① スリープスイッチを長押し、電源OFFの画面を表示
② スリープスイッチから指を離す
③ 次にホームボタンを長押し
④ ホーム画面に戻ったら指を離す



この結果、メモリの空き容量は、27.3MBまで回復しました。また起動中のアプリケーションからもsafariがなくなりました。

しかし、
前バージョンのときよりも手順が面倒になったのはなぜでしょうか....。

スクリーンショットの複数選択


iPod touchで撮ったスクリーンショットをメールで添付する場合、前バージョンでは1枚づつしかできませんでしたが、OS3.0にバージョンアップして複数枚の選択ができるようになりました。

これも何気に便利になった機能のひとつですね。

2009年7月20日月曜日

蝉の羽化

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都内で聴ける蝉の声

都内では7月頃から先陣をきって「ニイニイゼミ」が鳴きだし、夏休みに入いる頃になると「アブラゼミ」が参戦してきます。お盆時期は「アブラゼミ」と「ミンミンゼミ」の合戦となり、夏休みも終わりの頃になって「ツクツクホウシ」が夏の終焉を告げます。少し郊外であれば朝晩は「ヒグラシ」のもの悲しげな声も聞くことできます。

蝉の幼虫を見つける

都内でも時期によって観察できる蝉が違いますので、色々な蝉の幼虫から成虫へと変態する華麗なるショータイムを見てみてください。観劇はとても簡単です。暗くなってから近所の公園に寄ってみるだけです。後は見たいと思う気持ちさえあれば蝉の幼虫は容易にその姿を現します。

蝉の幼虫、発見のポイント
① 日が沈んでから日中に蝉が鳴いている公園などにでかけます。
② 蝉の抜け殻がある。
③ 根元の周りに1cm程度のポツポツとした穴がある。
④ ②③の木の根元から順次上へと懐中電灯を照らしていきます。

羽化の観察

そのまま公園で幼虫が羽化する様子を観察してもいいのですが、背中が割れてから完全に姿を見せるまでには30分以上かかります。夜の公園は蚊が多いのと、不審者に間違われても困るので、元気よく木を登り始めた蝉の幼虫を見つけたらそっと家に持ち帰ってゆっくり観察しましょう。

プラスチックの飼育ケースなどに羽化するための木をいれます。ケースや登り木がなくても、観葉植物、網戸などでもO.K.です。カーテンは風で揺らぎやすいので×です。羽化している最中に羽が当たると変形して飛べなくなってしまいます。下の写真はクワガタ飼育などに使っている木に登って羽化を始めた蝉の幼虫です。足場をしっかりと固定してから羽化が始まります。背中に割れ目がでてきたらそっとケースから出して間近で観察してください。

イナバウア


右の写真は羽化開始後15分のアブラゼミです。背中の殻を破ってイナバウアのように身体を後ろにせりだしてきます。

羽化したばかりの成虫はまるで白い天使です。そして羽化する瞬間はとても神秘的で、その懸命な姿に感動を覚えます。








腹筋運動


イナバウア状態から腹筋をして身体を起こします。足でしっかりと身体を支えてから最後に尻尾部分を殻から出します。その後に体勢を整えて、ゆっくりと羽を伸ばしていきます。

今回、羽が伸びきった姿はピンぼけだったので割愛しますが、羽がキレイに伸びきるまでには羽化開始から1時間ぐらいかかります。観察が終わったらケースに戻します。

ケースに戻すときに羽が当たらないように気をつけてください。

翌朝にはいつも見かけるアブラゼミになっています。羽化してすぐには大きな声では鳴かないので近所迷惑にもなりません。フタを外しておけば、自分から外に飛んでいきます。

アブラゼミは成虫になってから2週間程でその生涯をとじます。羽化の観察で感動を与えてくれた彼らを自由にしてあげてください。

但し、リリースするのは近所で捕獲した蝉だけです。人間の手で生態系を乱さないよう注意してください。

2009年7月19日日曜日

iPod touch をOS3.0にアップデート

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OS3.0がリリースされてから1ヵ月、iPod touch 8GにインストールしているアプリケーションもすべてOS3.0対応版がリリースされたので、そろそろアップデートしようと思っていました。アプリケーションやデータが移行されるのかが不安だったので、3連休の初日にOS3.0にアップデートです。iPod touchOS3.0にアップデートする場合は、有料で1,200円です。

iPod touchをPCに接続して、iTunes store の iPod touchソフトウェアアップデートからOS3.0を購入すると自動的にアップデートされます。心配していたデータやアプリも問題なくすべて移行されていました。


OS3.0の新機能

iPod touchをOS3.0にバージョンアップすると、アプリケーション間でコピー&ペーストができるようになりとても便利になりましたが、それ以外でもiPod touchで授かる恩恵は多いです。

Wi-Fi 自動ログイン
Wi-Fiホットスポットに一度ログインすると、iPod touchがユーザ名とパスワードを記憶して、再接続する時に自動的にログインします。

この機能によって、Wi-Fi自動接続アプリの「Easy Wi-Fi」はその役目を終えましました。3.0.78にバージョンアップされ現在は無償で提供されています。

Safariがもっと便利に
より高速になり、ユーザー名パスワードの自動入力の追加など。




高速になったかどうかは実感がありませんが、iPod touchのsafariも便利な機能が追加されています。

自動ログイン機能もそのひとつです。毎回IDとパスワードを入力するのは面倒です。自動ログインを有効にするには、「設定」=>「自動入力」の「ユーザー名とパスワード」を「オン」にする必要があります。

上記設定後は、サイトにアクセスしIDとパスを入力すると右図のように、「このパスワードを保存してもよろしいですか?」とコンファメーションがあります。



また何気に便利なのが、リンクを長押しすることによって新しいページでサイトを開くことできるようになりました。リンクを長押ししていると、左図のように訊かれます。「新規ページで開く」とすると新しいページでリンク先を開くことができます。

「コピー」を押すとURLがコピーされますので、メモ帳やメールなど、他のアプリケーションにURLをペーストすることができるのも便利です。

PCのブラウザに機能的に追いついてきています。







2倍速、1/2倍速での再生

ミュージックで2倍速と1/2倍速で再生できるようになりました。これは、とても便利です。

右図「1X」を押すことにより、倍速と1/2に変更することができます。ニュースなど通勤途中にポッドキャストを聞いていますが、時間を短縮して聞くことができます。早速、2倍速でポッドキャストを試聴してみましたが、問題なく聞き取れました。

また英会話など語学の学習には1/2で再生するといいかもしれません。

左図中央の30のマークを押すと30秒前に戻ります。聞き逃してしまった場合になどスライドバーでは調整しづらかったので、30秒だけ戻れるのは便利です。





計算結果のコピーと入力間違え

電卓の計算結果がコピーできるようになりました。またペーストもできます。それ以外にも数字を入力を間違えた場合に、数字部分をスワイプ(右から左に指でなぞる、若しくは右から左に指でなぞる)すると1桁削除されます。クリアしなくても1桁だけ削除できるのはちょっと便利です。








iPod touch O3.0のアップデートに1,200円の価値は十分にあると思いました。


2009年7月15日水曜日

7月といえばノコギリクワガタ(2009)

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2008年7月6日に「7月といえばノコギリクワガタ」というタイトルでブログをアップしましたが、今年もノコギリクワガタの季節となりました。
法事で中央線の国立府中ICの付近に出かけていました。法事が終わってから親族で早めの夕飯にでかけたのですが、食事を終えお店をでると辺りはトワイライトの世界。ここから少し足を伸ばせば、いつも訪れている八王子郊外のクワガタ収集ポイントです。しかし、今日のスタイルは昆虫採集に最も似合わないダブルの礼服です。懐中電灯も持ち合わせていません。
しかし...、
気になったら先ず行動です。樹液がでているか、路脇のコナラをチェックするぐらいならできます。
例年であれば有望なポイントである、山道沿いの住宅街にあるのコナラの大木に到着したのは日が完全に沈んで暗くなった頃でした。礼服での昆虫採集に、若干の引け目を感じ、人がいないことを確認してから車を降ります。暗がりの中、iPod Touchを懐中電灯代わりにコナラをチェックしますが、道路面には樹液がでていません。
仕方がないので、礼服に黒革の靴で藪に足を踏み入れます。
裏側には少し樹液がしみ出している部分があり、カナブンや蛾が僅かな樹液に群がっています。暗い部分はiPod Touchを頼りに目を凝らして見ていると大きな黒い影が見えます。コクワガタかと手を伸ばして捕獲してみると、ノコギリクワガタでした。
少し早い時間帯でしたが、ちゃんといました。一匹捕獲できたので本日は終了。また日を改めて出陣です。

写真は、自宅に戻ってから撮影したものです。結構立派な顎です。

そういえば、まさに昨年捕獲したノコギリクワガタ達の子孫がケース内で羽化してきています。ノコギリクワガタは羽化した後、成虫の姿で更に1年休眠します。活動を始めるのは来年のこの時期です。

下の写真は、6月にサナギになっていたノコギリクワガタを撮影したものです。


2009年7月13日月曜日

KJ法の川喜田二郎氏逝く

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10日付けの新聞の訃報覧にKJ法の創始者である文化人類学者の川喜田次郎(かわきた・じろう)氏が8日に死去されたと掲載されていました。ご冥福をお祈り致します。

さて、このKJ法ですが、WikipediaのKJ法では以下のように説明されています。
川喜田は文化人類学のフィールドワークを行った後で、集まった膨大な情報をいかにまとめるか、試行錯誤を行った結果、カードを使ってまとめてゆく方法を考え、KJ法と名付けた。またチームワークで研究を進めてゆくのに効果的な方法だと考え、研修方法をまとめ、『発想法』(1967年)を刊行した。

【引用:Wikipedia】
その昔、問題解決や、ブレインストーミングで付箋紙をホワイトボードにペタペタと貼り付けた記憶があります。KJ法とは、キーワードをノードと捉え、グルーピングを繰り返すことにより、ノード間の関係性を推察することによって意味のある結合や新たな発想を得ることができる手法です。このノード間の関係性の推察というのは、マインドマップと同じ発想だと思います。

「衆知を集める」法としてKJ法は評価されて企業で採用され、マーケティングでも活用されていましたが、KJ法を実践しようとすると、カードに記載されるコメントのレベルが異なる、コメントとコメントの関係性を見いだせない等、トレーニングをしていない参加者にはハードルの高い手法でした。そういった意味からも文書から単語レベルにおとしたマインドマップの方がより特徴づけられて記憶に残ることと、文章よりも単語の方がイメージが広がるということが納得できます。何れにせよ参加者でカードの意味を確認し、情報の共有化を行わなければなりません。またその場で作成されたアウトプットを他者に開示しても、説明がなければ理解されるものではありません。

立花隆氏は、自著の「知のソフトウェア」(講談社現代新書)でKJ法について下記のように評しています。
KJ法のごとき発想、つまり、思考過程を普遍的かつシスティマティクな物理的作業手順に分解することによって、これまで意識内作業であったものを物理的作業に置き換えることができるという発想は、コンピュータにはふさわしいが、人間にはあまり向かない。」

【本文から抜粋】






しかし、暗黙知である発想法を体系化しプロセスとしたことは、やはり偉大なる功績ではないでしょうか。私のような凡人には、ひとりですべてを発想できるだけの能力もないので、何人かの手を借りて知識と情報を補う必要があります。そのためには多少時間を要したとしても体系化されたプロセスが与えられたことは大きな意義があります。ここ数年はマインドマップを利用していますが、KJ法は日本人が考案した素晴らしい発想方法の体系化であると思います。「発想法」「続・発想法」と40年も前に発刊されている本ですが、一読の価値はあると思います。

発想法-創造性開発のために(中公新書)
著者:川喜田二郎
価格:693円
出版社:中央公論社
発売日:1967/06



続・発想法-KJ法の展開と応用(中公新書)
著者:川喜多二郎
価格:861円
出版社:中央公論社
発売日:1970/02






2009年7月12日日曜日

Bloggerの投稿画面でエラー

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このブログは、GoogleのBloggerを利用していますが、数日前からBoggerの投稿画面でWYSIWYGエディターが利用できません。Chrome、Fire Fox、IEと試しましたが何れのブラウザーでも動作しません。

IEでブラウザ下にエラー情報が出力されているのに気がつき、詳細情報を見ると

ライン:216
文字:9
エラー:'BLOG_EditorResources'は宣言されていません。
コード:0
URL:http://draft.blogger.com/post-create.g?blogID=xxxxxxxxxxx

と、出力されています。JavaScriptのエラーのようですが、私には意味不明(涙)です。

Blogger Help Forumでエラーメッセージを検索すると、イタリアのユーザで同じ現象が報告されていました。詳細は下記を参照ください。


 Question: BLOG_EditorResources Javascript error.


対象方法は、言語設定を英語(English)にするとあります。Bloggerダッシュボードにある言語を日本語から英語に変更すると、確かにJava Scriptエラーは起きなくなりました。メニューが英語だと若干不便ですが、投稿に支障はなさそうです。

それ以外にも自動保存時に、An error occurred while saving のエラーが多発しています。週末にBloggerに何か変更をしているのでしょうか。早めの対応を願いたいです。

以上、Blogger利用者以外には関係のない内容でした。

2009年7月7日火曜日

ペン型携帯釣竿

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小さを表現する意味でペン型なのでしょうが、こういう小物には惹かれてしまいます。

釣りが目的であれば、それなりの用意をしていくのは厭いませんが、ついでに寄ったところで、ちょっと釣りを楽しむのであれば、このペン型携帯釣竿が適しているのではないでしょうか。

今の時期、荒川土手沿いにサイクリングをするときにもペン型ロッドと仕掛けをデイパックに詰め込んでいれば、ミミズを現地調達して手長エビ釣りぐらいは楽しめます。

防波堤、テトラの隙間、川岸などから垂らし釣りをする程度であれば、リールに拘る必要はありませんが、本格的(?)に釣りも楽しむのであればスピニングリールのモデルでしょう。しかし、玩具として携帯性を楽しむのであれば、ベイトキャスティングリール(両軸リール)の選択になるのかと思います。

またTouch & Go ロケッティア・セットはPEラインに対応し、スピニングリールです。ヤマシタ(YAMASHITA)ナオリーレンジハンターダイワ(Daiwa) エメラルダス MDスクイッド RVなどライトエギング用の1.8号の餌木を装着すれば、漁港で戯れる初秋のコロッケサイズのアオリイカでサイトエギング(イカを見ながら釣る)にチャレンジできるかもしれません。

ヤマシタ(YAMASHITA)ナオリーレンジハンター 1.8B













ダイワ(Daiwa) エメラルダス MDスクイッド RV 1.8号

何れにせよ物欲が擽られる逸品です。

商品名: ペン型ロッド スピニングリールセット
ロッド: 全長 100cm弱、仕舞寸法 約20cm
リール: スピニングリール
価格 : 3,480円

「スピニングリールですので、両軸リールと比べて、より本格的な釣りを楽しめます。」と、あります。







商品名ペン型携帯釣竿 コンパクトロッド
ロッド: 全長 93cm、仕舞寸法 20.5cm
リール: 右左巻き共用 ギア比[2:1]、糸巻き量は2号で約25m
価格 : 2,940円

専用ミニリールとしか記載がないので、キャスティング(=投げる)ことができるどうかはわかりません。


商品名: Touch and Go マイクロリール・セット
ロッド: 全長 145cm、仕舞寸法 20.5cm
リール: リール自重:69グラム、ギア比:1.8: 1
価格 : 3,780円

ロッドは、145cmで、ガイドもPE対応と記載があるのでかなり本格的な釣りを楽しむことができるのではないでしょうか。但し、リールは、キャスティング(=投げる)不可とあるので、垂らし釣りになります。







商品名: Touch and Go ベイトキャスティング リール・セット
ロッド: 全長 145cm、仕舞寸法 20.5cm
リール: ベイトキャスティングリール
価格: 9,030円

Touch & Go シリーズのベイトキャスティングリールモデルです。マイクロリールに比べると多少大きくなりますが、それでも十分にコンパクトです。






商品名: Touch and Go ロケッティア・セット
ロッド: 全長145cm 仕舞寸法20.5cm
リール: スピニングリール(145グラム、ギアレシオ:5.2 : 1)
価格 : 9,030円

Touch & Go のスピニングリールのセットです。リールが少し大きくなってしまいますが、投げ釣りを意識したモデルです。
・適正キャスティング重さ:1~8グラム(0.5~3号)
・適正ライン強度:2~6LB.(0.6~1.5号


※ 1号のPEラインに2.2号(8g)の餌木までなら物理的には装着可能です。



商品名: 携帯ペン型釣竿 ベイトリール仕様 青
商品名: 携帯ペン型釣竿 ベイトリール仕様 赤
ロッド: 全長 約100cm 仕舞寸法 約20cm
リール: ベイトリール(ギヤ比:1.8:1)
価格 : 1,980円

詳細の仕様は不明。

キャッチコピーは、「旅先や仕事先でのちょっとした空き時間に釣りが楽しめるセットです!」



商品名: 携帯ペン型釣り竿 俺のさお
ロッド: 全長約96cm 仕舞寸法 約21cm
リール: 専用ミニリール
価格 : 3,129円

詳細の仕様は不明。

「水を見ると釣りをしないと気が済まない俺。」
「釣竿を肌身離さず持たないと生きた心地のしない俺。」
「釣りバカをさり気無くアピールしたい俺。」

に、お勧めとあります。

2009年7月4日土曜日

イカの哲学

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先週末、船舶免許を保有する師匠が操舵し、春のエギングの終焉を迎える予定でした。しかし、「ボートは1ヶ月先でないと予約できません」という悲しいお知らせ。

一方、25日(木)に骨折してしまったテイルウォーク ハグウォー 83MT Closerが退院してきました。入院費は保証書の免責額の4,725円。痛い出費でしたが、ロッドが戻ってきたのでエギングへの気持ちが高まります。

tailwalk Hugwar (テイルウォーク ハグウォー) 83MT Closer

テレスコ(振り出し)タイプ。車や自転車を利用したランガンに最適。「エギを結んだまま移動できる」機動性はこのアイテムならでは。従来のテレスコロッドとは一味違う「ガイドスペック」などコンパクトロッドの決定版といえる。ハードケース付き。

※ランガンとは、Run=走る&ガン=銃を意味し、釣り場を走って移動して、ポイントを見つけては銃のようにキャストするということからきている造語です。(Run眼ではありません)






師匠が土曜日の明け方は風速が6mもあるといっていたので、陸っぱりからのエギングも難しいと思いつつも、tailwalk Hugwar 83MT Closerにリールを装着。餌木まで付けて出かけられるのはやはり便利です。後は、現地で竿を伸ばすだけです。仮眠して2時半に起きてネットで天気予報を確認すると風速は2m以下。師匠のウソつき...。

いざ、房総に出陣。館山に4時半に到着です。エギンガーは何人かいましたが、釣れている方はいません。

エギング開始から30分。5時過ぎ頃にズシンとした重さがきました。アタリです。しかし、あまり引きがないので、「もしかしたら海草?」と、いう不安を抱きながら、ロッドをたててリールを巻いていきます。水面に現れてきたのは、イカではありません。

またタコです。

そのままリールを巻き上げていくと、突如「パシっ」という不快な音が鳴り響きました。
ロッドの先端が垂れ下がっています。骨折です。

ショックを露わにしながらも、ゆっくりとリールを巻き、タモでタコをゲット。ロッドを一本しか持ってきていなかったために、開始から30分でエギング終了(涙)。下記の写真は「俎上のタコ」。この後、唐揚げになりました。


釣具屋さんに「また折れてしまった」と連絡すると、通常の利用で簡単に折れるようなことはないので、メーカにクレームをあげて直してもらいますとの返事。一安心です。

往復3時間半の移動時間を要し、わずか30分でエギング終了とは人生の儚さを感じます。今シーズン最後にしようと思っていたいたのですが...。

なぜ故にイカに魅惑されるかは哲学の世界です。目には何かを訴える大きな力があります。だから大きく透き通ったアオリイカの目は人を魅了します。彼らが大きな目で海中から見上げる世界はどんな世界なのでしょうか。イカの実存は人に何を伝えようとしているのでしょうか。

イカの哲学は、そんなちょっと哲学的な気分を味わいたいエギンガーに贈る一冊です。本文は僅か45頁ですが、中沢新一の解説がないと平和学などという観念は窺い知れません。

イカの哲学

イカの哲学
■ 著:波多野 一郎/解説:中沢 新一
■ 集英社新書 定価680円+税

イカは信じられないないほどに複雑な眼球を持っていて、そこから膨大なビット数を取り入れている。ところがその目に比して、脳の構造のほうはあまりにも原始的で単純にできているので、とてもそれだけの情報量を処理できる能力はない。イカの群れは悠然と大洋を泳ぎながら、すばらしく高性能なカメラで地球の光景の観察を続けているが、それを呆然と見続けるだけで、情報処理を行われていない。【解説文から抜粋】